6月8日 浦島太郎のきもち
(カテゴリ:獣医師の雑談) (投稿日:2017年06月08日)
こんにちは!ひっさびさの獣医師です!!
のっぴきならない事情により昨年1月からお休みをいただいていたのですが、
この4月から復帰を果たしました。
(もう6月ですが)
全面オープン前からの休暇だったので、
その後に搬入や繁殖で仲間入りした動物たちは
ほぼ今回が「はじめまして」です。
のみならず、「久しぶり」の動物たちであってさえ個体識別に苦労することがあります。
中南米の水辺ゾーン、カピバラベイビーズは
顔の判別が全くつかない(ひっくり返して押し込まないと雌雄の判別もつかない)
同ゾーンのフサオマキザルたちは
アダルト&キッズ入り乱れてよく動くため、個体数確認すら危うい
キミは誰だっけ!?(正解は2015年生まれのレディのこども。
飼育場所が変わって&成長しすぎてわからなかったです)
山口宇部の自然ゾーン、タヌキのマユゲ(♂)
キミの名前は平仮名で表記したくなるねえ(^^)
(ケガで入院中のため現在はご覧いただけません)
「タックでヤンス~」
(前歯が出っぱなしなので...なんとなく...)
また園内の通行にも一苦労です。
お客様用園路はギリギリ頭に入っているものの
スタッフが使う管理通路、さらには非正規通路のけもの道まで含めると
どこがどうやら...まるで迷路の様相を呈します。
「ワオキツネザルの怪我を見に来てください」という無線が入って
診療所から出発したはいいけど、近道しようとしても却ってぐるぐる回り道をしてしまう...
「リスザルのナルトの近況を説明しますよ~」と言われて見に行く約束をしたものの、
間違えてはるばる中南米ゾーンまで行ってしまう始末...
(ナルトは体調管理の都合から現在第二繁殖棟にいます)
こりゃリハビリが必要そうです。
当面は双眼鏡と地図を持って歩くことにいたしましょう。
(もう6月ですが)
そして、復帰後何より感動したのは、
新しくなった診療施設!!
狭すぎず広すぎず、とっても使いやすい!
入院室も保護鳥獣の部屋もすぐ傍にあるので、要注意な動物の様子を見に行きやすい!
そして窓の外にはなんと...
ま さ え ガ ー デ ン !!
建築スタッフの皆様の丁寧なお仕事、そして心憎いご配慮に感謝感激であります。
現在ガーデンには園長が植えたガザニアが咲き誇っております。
わたしもそのうちなにか能天気な花を植えて(撒いて)楽しもうと思います。
担当:まさえ(田丸)