6月24日 おとなの階段
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2015年06月24日)
最近、名前を覚えてくださっているお客様が増え、名づけ親としてはうれしい限り。
ハヌマンラングールのタラ(♀)が今日の主役です。
りりしいおとなたちとは違う"愛らしさ"!をウリにしていましたが、実はこの頃とてもおとなっぽくなってきているんです。
あれ、まだあどけない?
では、これなら!?
ほーら、おとなっぽい!
器用にも部屋の中の窓枠に腰かけているのですが、実はおとなのハヌマンラングールもよくやっているポーズなんですよ。
ハヌマンラングールはとても足が長いので、おさまりのいい場所を探しているのかもしれません。
そして、ハヌマンラングールの魅力といえば、ダイナミックな跳躍!
ダイナミックすぎて写真が撮れませんでしたが、とても活発に動き回るようになったんです。
ただ、お客様から「さみしそう...」と言われてしまうこともあります。
人工哺育で育ち、まだおとなたちと一緒にくらすことはできないので1頭ですごすタラは、飼育員から見てもなんだかつまらなそう。
ということで!こんなものを取り付けてみました!
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、フィーダー(給餌器)です。
横にいくつか穴を開けた筒にフタと底をつけたもので、これを振ると中のエサが出てくるようになっています。
中に入れているのは、タラの大好物の大豆。
はじめはふしぎそうな顔をしていましたが、仕組みがわかると夢中で遊んでいました。
今後もタラのくらしを充実させるように考えていきたいと思います。
生まれたときは584.5gだった体重も、今では2.5㎏を超えてすくすく育っています。
おとなのハヌマンラングールはメスでも10㎏を軽々超える(当園の2頭はともに約14㎏)のでまだまだこれからですが、順調におとなの階段を駆け上がるタラの成長を見守ってあげてくださいね!
お知らせ:
おとなたちとのお見合いは、現在行っていません。
タラの母親であるリンダに妊娠の可能性があり(検査などは行っていないため確実ではありません)、できるだけ落ち着いて出産をむかえてもらうためです。
お見合いがおあずけになってしまったタラの心のケアを大切に飼育管理を行っていきます。
ご理解・ご協力をお願いいたします。
担当:かわで