7月28日 ヤギの目の秘密②
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2024年07月28日)
こんにちは!夏休みに入り毎日暑い日々が続きますね...!
今回は少し期間が空いてしまったのですが、以前投稿したヤギの目のお話の続きです!
(そのときのブログはこちら!)
前回はヤギの瞳孔が横長いだけではなく、暗いところではまん丸になるお話をしました!
ですがそもそも、なぜヤギの瞳孔は横長いのか...?
今回はそんな横長い瞳孔の役割についてお話します!
今回の話の主役!
動物園で飼育されている動物たちは天敵のいない安全な場所で飼育されていますが、
野生下では常に様々な危険と隣り合わせの生活を送っています。
そこで、横長い瞳孔の出番です!
通常の丸い瞳孔と違って、横長い瞳孔は水平に広い範囲を見渡すことができるようになっており、天敵である肉食獣をいち早く発見することができるようになっています!
さらに面白いことに、瞳は常に瞳孔が地面と平行になるように回転します。
地面と瞳孔が平行になっているのが分かるでしょうか!?
この仕組みのおかげで、餌を食べるために下を向いているときでも通常と同じように広い範囲を見渡すことができます。
瞳孔が横長い動物はヤギだけではなく、主に草食動物に多く見られます。
(マングースなど例外あり!)
ときわ動物園ではヤギの他に同じ草食動物であるアルパカも、少し分かりにくいですが瞳孔は横長くなっています。
ときわ動物園にいる他の動物たちはどうでしょうか...
トクモンキーたち。丸い瞳孔。
チリーフラミンゴ。小さいですが丸い瞳孔。
ヒトと同じく丸い瞳孔が多いようで、縦長の瞳孔の動物はときわ動物園にはいませんでした。
瞳孔は一般的に地面からの距離が遠くなるほど丸くなると言われています。
丸い瞳孔、縦長瞳孔、横長瞳孔...
人とは違った不思議な特徴でも、それぞれちゃんと意味をもっていて、知れば知るほど生き物の魅力に惹かれますね...!
みなさんも色々な動物をじっくり観察してみて、どんな特徴あったかぜひ教えてください!
担当:入江