海ごみ展&水生生物観察会
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2019年06月18日)
日差しが強く、暑い日が続いています。
これから益々暑くなり、夏がやってきます。
夏といえば!そう海!
夏になると海水浴に行く方も多いと思います。
そんな海で、皆さんも見たことがあると思います・・・。
ゴミを・・・。
最近、死んだクジラのお腹の中から、大量のプラスチックゴミが出てきたニュースや
マイクロプラスチックという言葉を耳にした方も多いと思います。
海ではないのですが、実は常盤湖でも多くのゴミが捨てられています。
常盤湖のごく一部だけでこれだけのごみが・・・。
昨年の夏には、常盤湖で飼育しているハクチョウがビニールを食べてしまうということもありました。
海、そして常盤湖に捨てられるごみをなくしたい・・・。そこで、ときわ動物園では、体験学習館モンスタで「海ごみ展~ごみ、ゴミ、GOMI~」の企画展を開催することになりました。
海のごみの紹介はこちら!トランクとパネルを一般社団法人JEANさんからお借りしました。
また、ときわ動物園で飼育しているクロツラヘラサギも、野生では捨てられた釣り糸が絡まってしまう事故もおきています。日本クロツラヘラサギネットワークさんもから写真を提供していただき紹介しています。
中央には、捨てられ常盤湖の底に沈んでいたバイクも設置。
小さなお子さんでも、興味を持ってもらえるように、クロツラヘラサギのパペットやカメの迷路など、内容は盛りだくさん。
そしてこの企画展にあわせて、常盤湖で水生生物観察会も開催しました。
ちびっこがいっぱい!たくさんの水生生物を観察することができました。
イケメン飼育員による、華麗なる投網も。みんな何がとれるか興味津々。
なんと5回も投げてくれました。が・・・、2回ほど大物がかかったようですが、
網の下からすり抜け・・・。でも、みんな楽しんでくれたようでした。
そのあと、在来種・外来種のお話や
水がどれぐらい汚れているか分かるキットで実験を行い、簡単なクイズを通してゴミのお話をしました。
ちびっこが多かったので、お話が難しいかな~と心配していましたが、みんな真剣に聞いてくれました。アンケートでもこのように書いてくれている子がいました。
常盤湖、そして海では多くの生き物がくらしています。私たちが捨てたごみが生き物や生態系にまで影響を及ぼしています。そのことをまずは多くの人に知ってほしい、そして、一人一人自分には何ができるか考えてほしい。夏が来る前に、海のごみについて考えてみませんか?
担当:森