7月31日 子ザルに首ったけ
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2018年07月31日)
あまりに続く酷暑のせいか、もう8月半ばでもいい気がします。
しかし明日から8月です。がんばりましょう...
さて、今日のブログは、今年生まれの子ザルのおはなし。
この春生まれた2頭のトクモンキーの子ザルたちは、暑さもなんのその。すくすく成長しています。
コマリ(♀・左)とキリノッチ(♂・右)。
すっかり毛深くなりました。
おっと...今年生まれのこどもたちの名前が決定したことを、ここにひっそりとお知らせします。
トクモンキーの命名恒例のスリランカの地名しばりにのっとりつつ、飼育員の好みが大きく反映されています。響きがかわいい「コマリ」と、響きがおどけた「キリノッチ」。
顔も毛色もかなりちがうので、見分けて名前を呼んでみてくださいね!
ちなみに、毛深くて耳が大きめなのが、キリノッチ。
(サルたちは自分の名前を認識していないので、呼んでも振り返ったりは...しません。悪しからず。でも呼んでほしい...!)
さて、この小さな2頭、生後半年たたずしてかなり個性が現れてきました。
まずはコマリ。
3月3日うまれの彼女は早々に母のもとを離れて遊びまわるようになりました。
そして最近よくいっしょにいるのが、昨年生まれて1才になったエリ(♀)。
エリはコマリのことがとても気に入ったようで、自分とたいして大きさの変わらないコマリを胸につかまらせて移動したり、ぎゅっとだっこしたり。
その姿はお姉ちゃんというより、小さなお母さん。
コマリの後ろからひょっこり。エリです。
エリもまだまだ子ザルですが、こうして並ぶとおとなっぽいなあ。
ヒトのこどもが赤ちゃんのお人形のお世話をしてお母さんになりきるようなこととも似ているのかな?なんて。
将来いいお母さんになるかもしれません。
対するキリノッチは、まだまだエルに抱きついている時間も多く、何かあるとすぐにエルのもとに飛んでいきます。
でもたまにこんないたずらっぽい表情も。
私はおとなのトクモンキーのファンキーなヘアスタイルやきれいな赤茶色の毛並み、凛とした目元(担当者の欲目かもしれません)が大好きなのですが、ころころぴょこぴょこ転げまわる子ザルたちの愛らしさはやっぱり無敵!
そして、子ザルがいると、群れの動きが断然面白い!
現在、2才まで含めると5頭の子ザルがいて、子ザルを気にかけながら行動するおとなたち、子ザルに振り回されるおとなたち、子ザルを中心にどんどん変化する群れは、一人で見ていても思わず顔がにやけてしまう魅力満載!
子ザル観察、おすすめです。
しかしまだまだ暑い日が続くようですので、水分・塩分補給など暑さ対策をしっかりして、子ザル観察にいらしてくださいね!
トクモンキー展示場前をはじめ、園内各所にはパラソルを設置しています。
日陰で休憩をとりながら、体調には十分注意してご来園ください。
担当:かわで