6月15日 今日は何の日?
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2017年06月14日)
さて、なんの日でしょう???
...そう!
オウム・インコデー!
それ、なに?と思われた方はとっても多いはず。
このオウム・インコデー、いまから11年前に日本動物園水族館協会における
「種の保存会議」という会議のもと、06月(オウム)15日(インコ)の語呂合わせで決められた日で、
オウム・インコが実は絶滅の危機に瀕していることを皆さんに知ってもらうための試みなんです!
うちもインコ飼育しとるんやけん、なにかイベントやろう!
ということで、6月11日の日曜日にイベントガイドを実施しました。
本来であればオウム・インコデーである今日イベントを行いたかったのですが、
せっかくやるなら沢山の人に聞いてもらえるようにと日曜日に実施することに。
ぎりぎりまで天気予報を見ても雨模様だったのが、当日はなんとか持ちこたえた様子。
ガイド中には太陽も顔を出し、インコたちも久しぶりの良い天気で気分も上々。
イベント日和となりました!
まずは「オウム・インコデーとは」という話から入り、
世界にはオウムが21種類、インコが300種類以上いること、本来の生息地、
インコとオウムの違い、絶滅の危機に置かれている状況であることなど
15分程度の時間の中にギュッと詰め込んでお話ししました。
幅広い年齢層のお客様に聞いていただき、小さなお子様もチラホラ。
少し内容が難しかったかな?と思いきや、最後までしっかりと聞いてくれました。
中でも1番お客様の反応がよかったのがオウム・インコクイズで、
5種類の鳥(左からモモイロインコ・オカメインコ・ボタンインコ・セキセイインコ・ヨウム)を
オウム・インコどちらに分類されるか当ててもらうもの。
正解は写真の通りなのですが、結構皆さん苦戦された様子...
でも、1番わかりやすい見分け方である冠羽(オウムには冠羽があってインコにはありません)について話すと
すごく興味を持っていただけたようで、おかげさまでそのあとのガイドもとても楽しく行うことができました。
ちなみに冠羽がこちら。
普段は寝ていますが、興奮した時などに立ち上がります。とても長くて立派な羽です!
さて、動物園に来れば比較的見かける機会の多いオウムやインコですが、
でも悲しいことに野生の彼らが住む国ではペットにするための乱獲や密猟、
土地開発のための森林伐採などが未だに絶えません。
もしかしたら20年、30年後には野生のオウム・インコがいなくなり、
動物園などの飼育施設でしか会えなくなってしまうかもしれません。
色とりどりで鮮やかで、感情表現が豊かだったり、おしゃべりしたり。
見れば見るほど魅力がいっぱいの鳥たちが、この先自然界で絶えてしまわないように
今日はほんの少しだけ、オウム・インコについて考えてみませんか?(^O^)
担当:青山