5月16日 誰のエサ?
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2015年05月16日)
現在ときわ動物園では5種類のサルとカワウソを展示しています。
とても個性豊かなサルが揃っていますが サルによって食べるエサの種類や、同じエサでも配分や切り方等もさまざま。
そのなかのいくつかをご紹介します!
まず1つ目。
小さな1センチ角ほどに切った野菜がたくさん。誰が食べているでしょう?
正解は... トクモンキーです!
近付くと寄ってきた3頭。
今月上旬に1歳を迎えたジャフナが真ん中にやってきました。カメラに興味津々です。
トクモンキーは頭数が多いため、皆が食べられるように小さく切ってエサを与えています。
では次。
先ほどのトクモンキーのエサとは対照的に大きく切ってあります!
誰が食べるかというと...
ハヌマンラングールです!
とても大きく立派な体つきで、 葉を主に食べるリーフイーターと呼ばれるハヌマンラングールですが
葉だけではなく野菜もしっかり食べているんですね。
では3つ目。
あれ?3種類だけ...? 他のサルたちのエサに比べて少ないですが実はこれだけではありません。
昼間にはこれも食べています!
以前の投稿や園内で見られた方はもう誰が食べているかご存知でしょう。
そう、シシオザルです!
ジャックフルーツに入った先ほどの緑色の食べ物、
飼育員お手製のグリーンスムージーを昼間には食べて、
夕方のエサの時間にはジャガイモ、サツマイモ、ニンジンの3種類のエサを与えています。
では最後にもう一つ。
今までのエサと比べて量が全く比べ物になりません。
持ってみるとめちゃくちゃ重い......なんと総重量約23㎏にもなります!
これだけのエサを平らげてしまうサルといえば???
ときわ動物園一の大群。ボンネットモンキーです!
全部で45頭のボンネットモンキーのお腹を満たすにはこれだけの量が毎日必要なんですね。
サルたちにエサを与えるのは寝室の中なので
残念ながら皆様にお見せすることはできませんが、
展示場内では先ほど挙げたエサ以外にも飼育員が他の食べ物を与えている場合もあります。
サルによって与えるものも様々なので、サルたちがなにやら口を動かしていたら
なにを食べているのか飼育員に聞いてみてくださいね!
担当:たなべ