1月20日 祝1才!
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2017年01月20日)
今日の宇部市は気温こそそこまで低くないものの、ものすごい強風で体感温度はとっても低くなりました。
実は昨年の1月20日もとっても寒くて雪が降ったって、覚えていますか?
そんなサルだんご日和の今日、1才のお誕生日をむかえたトクモンキーがいます!
トクモンキーのコッテ(♂)!
おめでとう~!
すくすく育ち、やんちゃさも出てきました。
そんなコッテも、生まれた時はどうなることかととても心配したんです。
昨年の1月20日、
この4日前の1月16日にエルが赤ちゃん(スリ・♀)を出産、母子とも健康な様子にほっと胸をなでおろしていたのもつかの間、エルの妹・ラビニアが出産。
...したものの、赤ちゃんをだっこせず床に置き去りにしてしまっていました。
体重もふつう、体温の低下もなく元気いっぱいの赤ちゃんの姿に一安心にまずは安心。
ちらちらと視線を送って赤ちゃんを気にする様子のラビニアと、元気な赤ちゃんに頑張ってもらおう、なんとかだっこしてもらおうと試みましたが、なかなかうまくいきません...
もう人工哺育(本当のお母さんのかわりに人が赤ちゃんを育てること。動物らしい行動などが身につきにくくなってしまうので、動物にとって良い育ち方ではないのです...)しかないかと思った頃、なんと先に出産していたエルが自分の赤ちゃんと一緒にラビニアの赤ちゃんもだっこしてくれたんです!
しかも器用に2頭の赤ちゃんにおっぱいをあげ、立派に育ててくれました。
おかげでスリもコッテも元気いっぱいな子ザルに成長!
そして、コッテをだっこできなかったラビニア母さんにも変化があったんです。
だんだんエルがだっこする2頭の赤ちゃんが気になりだして、触ったりなめたりするように!
左に座っている、顔に黒いシミのある個体がラビニアです。
さらには...
だっこ!
でも、あれ...?
この子はコッテではなく、スリ!
ではコッテはどこに...?
エルにだっこされています!
どういうわけか、2頭がおっぱいを必要としなくなってきた頃から、赤ちゃんが入れ替わってしまいました。
しばらくは、おっぱいを飲む時はエルが2頭だっこ、たまにスリがラビニアにだかれていたのですが、いつの間にか、まるでスリがラビニアのこどものように見えるほど いつもくっついているようになりました。
エルもラビニアも、どちらが自分の赤ちゃんかわかっているのでしょうか...?^^;
なんにせよ、立派に育ててくれたエル、ありがとう!
そして、生んだときは赤ちゃんをだけなかったラビニアにも母性の芽生えが感じられ、本当によかったです!
そして今、ラビニアは妊娠中。
おなかパンパン!
きゅっとだきついてくるスリを上手にあやすラビニア。
この調子なら、次の赤ちゃんは自分の手で育ててくれるのではないかなと楽しみにしています。
スリとコッテの1才の誕生日は、
高齢初産をがんばってくれたエルとラビニアのお母さん1才の記念日でもあり、
エルが2頭の赤ちゃんを育てる肝っ玉母さんぶりを発揮してくれた記念日でもあり、
わたしにとってもとても思い出深い日になりました!
来年こそは小春日和の中、お客様と一緒にお祝いしたいなあ。
担当:かわで