3月29日 飼育員の考えごと。
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2016年03月29日)
少しずつですが、桜が咲き始めています。春休みも始まり、
ときわ動物園へ、連日多くのお客様にご来園いただき、
ありがとうございます。
今回は新たにオープンした展示ゾーンを紹介します。
それがこちら、山口・宇部ゾーンです。
アジア・南米・アフリカ・マダガスカルと続き、
山口・宇部?!
って思うかもしれませんが、私たちの生活する国、この日本にも、すごい野生動物がたくさん住んでいます。
このゾーンではそんな日本の動物を日本の生息環境展示で飼育しています。
まずは、クロヅル・オシドリ。
皆さん、よくご存知のタヌキ。
世界中でも、日本にしか生息していない二ホンザル。
(わかりにくい写真ですみません。展示場も見てほしいのです。写真の右上でニホンザルが毛づくろいをしています。)
そして、夜のハンター、フクロウ。
ここで、ガイドをしていると、お客様から、いろんな声を聞きます。
「この前、道で車にひかれていたよ。」
「○○公園の木でみたことがある。」
「うちの畑にきたよ・・」
皆さん、形は違えど、馴染みのある動物のようです。
そして、こんな声も
「よく見かけるけど、タヌキをまじまじと見たのは、初めてかれもしれない。」
「他のサルみたあと、これをみると、ニホンザルって意外と○○なんだね!」
(○○の内容は秘密です。実際に見に来てくれたお客様に感じて欲しいのです。)
嬉しい言葉です。
馴染みのある動物だからこそ、この展示を通して、より日本の動物たちに興味を持っていただきたいと思います。
動物園は、海外の動物に出会うことができる場所です。ゾウやライオン・キリンはもちろん大きくて、素敵な動物です。
それらと比べれば、日本の動物は小さく、地味かもしれません。
しかし、日本の野生動物、素敵なんです。
宇部ゾーンの動物たちを担当することになり、その素敵さをお客様に伝えていきたいと思います。日本の動物園だからこそ、日本の動物のことも知る場所でありたいと思います。
そして、私もまた日々の飼育業務で、動物たちの凄さ・姿に驚かされる毎日です。
お客様にも、その魅力を感じて頂ければ・・
そして、日本の動物のことを知る、または日本の環境や、野生動物と私たちとの暮らしを考えるきっかけの場になれば!
と考えています。
感想文みたいなブログになってしまいましたが、
ときわ動物園にお越しいただき、動物をみて、動物のことに興味を持ってもらえたら、それだけで、嬉しいです。
みなさん、ぜひ、ときわ動物園に遊びに来てください(^0^)
お待ちしておりま~す!!
担当 坂口