1月5日 目に注目!!
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2016年01月05日)
お正月の三が日も終わり、
お仕事が始まった方も
多いと思います。
ときわ動物園は、年末、年始と開園し
おかげさまで、大変賑わいました。
ご来園、誠にありがとうございました。
さて、新年一発目のブログ。
昨年は、担当しているコツメカワウソと
ボンネットモンキーの日々の様子を
紹介することが多かったですが、
今回は少し毛色が違います。
動物たちの目に注目してみましょう。
①まずは、丸くつぶらな目が印象
コツメカワウソ(ボン)
②続いて、目の周りも黒い、
シロテテナガザル(ユズ)
③さらに、二重瞼がうらやましい、
ボンネットモンキー(ブィジ)
④ちょっと、眼光するどいなぁ・・・
カピバラ(スダチ)
⑥変わり種、
アジ(カワウソのごはん)
⑦そして、さいごに
ヒト(森)
担当者の顔写真を新年早々にさらすのは、
申し訳ないので、目のアップだけにします。(笑)
皆さん、気づきませんか?
ヒトと他の動物の違いに・・・。
そうです!!ヒトは白目があるのに、
他の動物はないんです!
この白目の部分を「強膜」といい、
実は他の動物にも、あることはあるのですが、
こんなにも、露出していていない
動物がほとんどです。
まれに、露出している動物も
体毛と同じような色をしており、
目立たなくなっています。
自然界で白目が目立つと、
外敵に見つかりやすくなります。
さらに、外敵から逃げる際に、白目が目立つと、
視線の先がわかりやすくなり、
逃げる方向が悟られやすくなります。
それでは、ヒトはなぜ、
白目が露出しているのでしょうか?
長くなるので、答えはここには書きません(笑)
ぜひ、調べてみて下さい。
私は、
「どうしてだろう?」
という疑問に思うことが
とっても大切だと思っています。
それが、興味や関心への入口です。
皆さんが
「どうしてだろう?」や「なんだろう?」
そしてさらに、知りたい!!と
思って頂けるような場所に
ときわ動物園がもっとなるよう、今年も
精進していきます。
最後になりましたが、
今年も、ときわ動物園を
よろしくお願いします。
担当:森