HOME > ときわ動物園 > 飼育員ブログ > １２月１０日　好きな木、嫌いな木

来年グランドオープンする中南米の水辺ゾーン。

生息環境展示のときわ動物園では、

もちろんフサオマキザルの展示場にも

たくさんの木々が植えられる予定です。

 

ただ！！

フサオマキザル、

いかんせん遊び好き過ぎる...！！

そんな彼らに、

大事な展示場の中の木を

ボロボロにされては困ります。

 

と、いうことで現在、

色々な木を与えてみる、

という実験？をやっています。

好きな木、嫌いな木を判別して

できるだけ展示場に導入しても

残っていきそうな木を探してみよう！

という訳です。

 

色々試しているのですが...

 

まず、美味しくなさそうな

カクレミノというウルシ科の植物。

ゴクウが悪い顔してる...

玉砕。

手がかぶれても、知らないんだから！！（涙）

 

気を取り直して

こちらは導入予定になっている

バショウという植物です。

 

垂直にたてて設置して

実際に植わっている感じを

演出してみました！！

なんだか南国感満載！！

 

さて、どんな反応をするか...。

あっ...

あらあら...

バショウは相当好きだったようで、

ちぎって木をぼろぼろにするものの

あまり食べることは少ない

フサオマキザルたちも

おいしく全ていただいてしまいました。

 

 

調べてみると、バショウという植物、

「ジャパニーズバナナ」と呼ばれて

バナナのような実のなる植物！！

そりゃあ、おいしかったでしょうね...

喜んでもらえて良かった！！！（涙）

 

他にも以前ワオキツネザルでも

試していた忌避剤や、

タラやハリギリなどのトゲトゲしたもの、

色々試しています！！

 

どんな木々が植えられたかは

来年のグランドオープンまでお楽しみ！

是非、実際に見に来てくださいね！

担当：田村