11月13日 たねまき!
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2015年11月13日)
ここにも!
ここにも!
あっちにも!
なんのことかわからない...かなー
わからないですよね...
もう少しズームしてみると...
新芽が出てるの、わかりますか?
すこーしずつ顔を出しているのは、イタリアンライグラス(イネ科の牧草)とクローバーの芽。
先月展示場にまいた種から発芽してきてくれました。
春には青々とした葉や草でいっぱいだった展示場も、サルたちが食べたり引っこ抜いたりしてかなりさみしい状態になってしまいました。
そこでせっせと種まきをしたんです。
シシオザルは草はあまり食べないものの、引っこ抜いていじるのが大好き。
種まきをしても、サルに種を食べられてしまえば、もちろん芽は出ません。
芽が出てからも、やわらかくておいしい新芽はサルにとってごちそうなので、ここからが楽しみであり大変なところです。
さらに、こちらも。
ハヌマンラングールの展示場に夏ごろ植えたものの枯れてしまったテンダイウヤク。
失敗しちゃったなーと落ち込んでいたのですが、根もとから新しい芽が生えてきました!
当園の展示では、野生に近い環境でいきいきとくらす動物たちを見ていただくため、人工物を置かないことが鉄則!
そこで、みなさんに魅力的な動物たちを見ていただくためには、自然の木や草の役割がとっても大切です。
サルに食べてもらったり、引っこ抜いて遊んでもらったりするためにまいているのですが、なんとか大きく育って見栄えが良くなってからにしてほしいな~というのが担当者の本音。
展示場に植栽を植えたり整備したりする作業は動物たちとのいたちごっこですが、彼らの植物の好みがわかったり、新しい発見もあり、楽しんで取り組んでいます。
自然の植物がいっぱいだからこそ、日々変化する展示場も注目してくださいね!
担当:かわで