10月28日 ルーニーに会いに
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2015年10月28日)
少し前のお休みの日に、
こちらへお邪魔させていただきました。
小熊が木に登り
レッサーパンダが、間近で見ることができ
キリンの赤ちゃんもいて
アフリカゾウも、悠々としている、
そこは・・・
「秋吉台自然動物公園 サファリランド」さん!!
です。
広大な敷地に、たくさんの動物たちがいました。
そんな園内の一角の、動物ふれあいランドの中に
今回会いに行った、リスザルの
「ルーニー」が暮らしています。
「ルーニー」は、現在は解体された
ミニ動物園で昨年の7月に生まれました。
実は、「ルーニー」のお父さんの「ナルト」は
ここ秋吉台サファリランドさんから、
お借りしています。
ブリーディングローン、
繁殖(Breeding ブリーティング)を目的とした
動物の貸し借り(Loan ローン)のことです。
この制度の下、繁殖した個体は
その園館同士の取り決めにより、
どちらかの所有になります。
「ルーニー」には、お兄ちゃんの「クナ」も
いるのですが、リスザルの群れ入りは
できるだけ若いほうが良いということで
「ルーニー」は、ときわ動物園から
秋吉台サファリランドさんへ
今年の7月8日に旅立っていました。
10頭ほどのリスザルの群れの中に・・・
いました、ルーニーです!!
元気そうで何より。
たくさんの仲間たちと
楽しそうに暮らしていました。
心配していた群れ入りも、
同じ年の個体がいた為か、
とてもスムーズだったそうです。
見ている途中、年配のオスの個体が、
「ルーニー」を少し怒ることもありましたが、
これも群れの中の
ルールを学んでいるのでしょう。
これからもっと立派に成長し、
「ナルト」のように、良いお父さんになることを
願うばかりです。
動物園では、動物たちとの出会いもあれば
旅立ちもあります。
違う動物園への旅立ちは、
成長した証でもあるので、
嬉しい反面、やはり寂しくもあります。
今回は同じ山口県内の動物園でしたので、
簡単に会いに行くことができましたが、
遠方だと、なかなか行くことが難しいです。
「どうしているのかなぁ?」
「元気にしているといいなぁ。」
と飼育員はふと、思うことがあります。
ときわ動物園も、他園から来た動物たちが
たくさんいます。皆、各動物園の担当者が、
大切に飼育し、送りだしてくれた動物たちです。
その動物たちを大切に飼育し、
赤ちゃんができ、そして
立派に成長するよう、努力していきたいです。
それにしても「ルーニー」が、元気でよかった。
秋吉台サファリランドさん
この度は本当に、ご親切に色々と
ありがとうございました。
これからも「ルーニー」を
よろしくお願いします。
担当:森