8月30日 国際的???
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2016年08月30日)
27日のブログがブラジル!ということでしたが、ちょっと違う意味の国際色を。
動物園内のニホンザル舎付近の園路での1枚。
なんの変哲もない園路の一枚。「在来種」と「外来種」という言葉は聞いたことありますか?
この中に外来種(もともとはその地域にいなかったのに人間活動によってもたらされた動植物)と在来種(ある地方の風土に適し、 その地方にいる動植物)があるのがわかりますか?
黄色い丸(大)が在来種のカラスウリ、(小)がツルマメ(大豆のなかま)
赤い丸(大)が外来種(帰化植物)のオオオナモミ(くっつき虫のアレ)、(小)がイヌホオズキの仲間。
どれも、植栽したわけではない、いわゆる雑草。でもよくみると外来種と在来種が入り混じっている空間です。
日本のサルだからニホンザル。日本にはニホンザルしかいないことになっていますが、日本の他の地域では、タイワンザルやアカゲザルなどの外来のサルや交雑種が繁殖している問題もあります。
9月17日からは体験学習館で「ときわ湖のいきもの展」があります。この展示ではときわ湖に起こっている外来種と在来種の問題などを取り上げます。少し身近なところからみなさんも考えてみてください。
担当:むらた