8月15日 飼育員の考えごと。
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2016年08月15日)
お盆ですね。暑い日が続いております。
今日は宇部ゾーンで夏しかご覧になれないものをご紹介します。
それがこちら。
えっ?タヌキ?
と思うかもしれません。
実は、タヌキ、今の時期体全身が夏毛に生え変わり、体格もスマートになります。
以前、タヌキの換毛のことでブログを書いたことがありましたが、換毛が終了したのです。
終了後がこちら、夏バージョンの細タヌキ!!
ちなみに換毛前のたぬきはこちら。(冬バージョン)
とても同一人物、いや同一狸とは思えないほど、変化します。(どちらも♂のマユゲという同じ個体です。)
なぜ、ここまで変化するのか・・・・
それは、四季があるここ日本で生息しているからなのです。
野生動物は生息する環境に適応して生活しています。その環境が時期によって変化する場合、動物もそれに合わせて変化します。
体格や体毛を変えるもの、食性をかえるもの、住む場所をかえるもの(渡り鳥なんかそうですね。)
冬眠するものなどなど。
さまざま手段で動物たちは、環境に適応しているんです。
ぜひ何度でも、動物園に来て、
動物の変化を観察し、季節や動物のすごさを感じて頂けたら、嬉しいです(^0^)
そして、そういう変化する動物を飼育するということは、飼育も季節に応じて、変えていかなくてはなりません。
夏とは、違う餌、内容、量、バランス・・休息場所は?
真夏ですが、秋・冬にむけて、餌や飼育ケアを考えていかなければ・・・
飼育員の考えごとは続く・・・。
カズヤ「まあ、しっかりやりなさい。」
そんな声が聞こえてきそうな今日この頃。。(※飼育員の妄想です。暑さにやられたか・・・!?)
担当 坂口