8月12日 みんなで子育て?
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2015年08月12日)
ここ最近暑い日が続いて人も動物も夏バテ気味でしたが・・・
今日は久々に雨が降りました!
風もあり、今日は動物達も涼しく快適に過ごして・・・
を、通り越し、少し寒そうにサル団子を作っているフサオマキザルについて、今日は記事を書きたいと思います!
(ついでに、3頭の赤ちゃんの性別が判明しましたのでサラっと紹介します)
今日のタイトルの通り、フサオマキザルは母親以外の個体でも子育てを手伝います。
とは言っても、授乳などは母親にしかできません。
母親以外の個体にできる子育ての手伝い・・・それは、これです!
赤ちゃんを背中に乗っけて、母親の負担を減らすこと!
自然に生きる猿。もちろん自然の中には赤ちゃんを寝かせるベッドなんてありません。
母親は子どもをずーっと抱いていなければなりません。
母親だけで子育てをする猿もたくさんいるのですが、このフサオマキザルは子どもが一定の大きさになり、少しずつ1頭で動けるようになる頃から、母親以外の個体が子どもを背に乗せ始めます。
しかし!子どもを背に乗せるのは特定の個体1頭!
今日はそんな、子育てを手助けしている個体の紹介です!
まずは2月20日に産まれたアキの子ども(メス)
少し上の写真もアキの子どもです。そしてそんなアキの子どもを背中に乗せているのは・・・
当園のフサオマキザルの中で一番年をとっているマキ!
年月日はわからないのですが、1986年にときわ動物園にやってきたおばあちゃんです。
子どもを背に乗せて、本当におばあちゃん気分なんでしょうか・・・?
次に、4月28日に産まれたコッコの子ども(メス)
少し前から1頭で動きだし、最近はオトナ達が食べる餌にも興味が出てきました。
そんなコッコの子どもを背に乗せたのは・・・
マキとは反対に群れのオトナの中でも若い個体、ペルドンです!
こちらは少し年上のお姉ちゃん気分でしょうか。
では最後の1頭!
6月24日に産まれたフミの子ども(オス)
・・・は、まだ小さく、母親から離れません。
あと2か月もすれば、母親以外の誰かの背に乗ることでしょう。
いったい誰の背中に乗るのか?飼育員も楽しみにしていたり・・・
フサオマキザルは現在非公開です。
来年のグランドオープン時に、成長した3頭の子どもを見に来てくださいね!!
担当:おおた