6月27日 こわいの?それとも?
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2015年06月27日)
私が担当のブログは植物が多いので・・・今日はちょっと動物で。
ミニ動物園のとある日。
シロテテナガザルのこどものマロン(雄)とユズ(雌)2頭が壁の方を一生懸命向いてなにやらホウホウ鳴いていました。近頃の用語を使うと「ガン見」というのでしょうか。
いつもとは違う鳴き方でしたし、お隣のパタスモンキーもなにやら同じ方を向いて鳴いていました。
いました!
アオダイショウ。舌もでてます。
ミニ動物園の環境は古い動物園のままですが、色々な動物がやってきます。身近なところでいうと、カラス、スズメ、ネコなんかも見ます。が、これらの鳥やネコにはミニ動物園のサルたちは、わりと無関心なんです。でも、ヘビには今まであまり聞いたことないような鳴き方をしていましたし、一生懸命見ていました。
大人のシロテテナガザルが警戒して鳴くような声で、マロンやユズも小さいながもいっちょ前に鳴くようになったなぁなんて関心しました。
ヒトでもヘビが苦手で気持ち悪いと思う方、多いですよね?(私はわりと平気なんです!)
これは本能なのか、学習なのか???
諸説はあるようですが、やはり学習によるようです。ヒトも小さいときから本やまわりの大人たちから気持ち悪さを伝えられてるから、「気持ち悪い」と感じるんですね。野生動物も赤ちゃんは狙われますので、ヘビが天敵となります。だからその警戒心を代々学習していると思われます。
では、マロンやユズはどうなのか?動物園生まれなので、おそらくヘビを見るのは初めてだと思われます。ですので、もしかしたら「警戒」というよりは、「興味」とか「驚き」で見て鳴いていたのかもしれません。
そんなミニ動物園ですが、もう少しするとときわ動物園のグランドオープンのために引っ越しをして、工事が始まります。
最近はヘビは見かけませんので、苦手な方もぜひ立ち寄ってみてくださいね。
担当:むらた