6月26日 練習中
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2018年06月27日)
ホームページのお知らせのほうでもご紹介いたしましたが、
実は、ときわ動物園のバックヤードには宇部ゾーンのフクロウ以外にも
フクロウがいたのです・・・。
それが、こちら!!
メンフクロウの「メンマ」です!!
(名前に関してのご意見やツッコミは聞きません!!)
とても穏やかな性格ですが、大きな音に驚きやすいところもあります。
メンマは、展示が目的ではなく、
フクロウの仲間の特徴や鳥類の特徴などを伝える教育普及活動を目的に飼育をはじめました。
まずは飼育環境に慣れさせるのを優先に、バックヤードで飼育をしていました。
(そのため、皆さまへ紹介が遅くなってしまいました。すみません(汗))
次の段階として、今度は動物園のお客様がいる場所にも慣れさせるため、
6月20日より、学習館「モンスタ」内で、場所慣らしを始めました。
場所慣らしをしている時だけ、学習館モンスタでメンフクロウのメンマをみることができます。
実はフクロウの仲間は、ほとんどが環境の変化に敏感です。時間をかけて慣らす必要があります。
そのため、メンマの状態によって、慣らしをする時間を短くしたり、慣らしをする時間をずらしたり、
または中止にすることもあります。学習館のモンスタの場所慣らしは不定期に実施しています。
メンマをご覧になれない時もありますので、ご理解のほうよろしくお願い致します。
さて、メンマのことを書きましたが、練習するのはメンフクロウだけではなく、
私、飼育員のほうもいろいろと練習しなければいけません・・・。
フクロウが安心して腕に乗るようにしたり、(鳥を拳に乗せることを「据え」といいます。)
フクロウに負担のかからない脚環(足に巻いてる革です。アンクレットと呼びます)を作るなど、トレーニングに必要な道具を作ったり・・
メンマの世話をとおして、慣らし(トレーニング・馴致など)の方法や必要な道具などがあることを知りました。
メンマに負担がなく慣れてもらうためには、私ももっとフクロウのことを学ばなければなりません。
メンマと一緒に私も頑張りたいと思います。
もしモンスタで場所慣らし中のメンマをみかけたら、優しく見守ってあげてください。
(・・・あわよくば、飼育員も!(←図々しい))
担当 坂口