6月24日 飼育員の考えごと。
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2017年06月24日)
ここ最近、傷病鳥獣保護に関する記事ばかりブログに書いていましたが、
ちゃんと主担当の動物園内の動物たちの世話もしています。
今年度に入り、関わる動物が増えましたが、宇部ゾーンの動物たちの担当も継続しています。
去年の5月23日生まれのあずきも無事に1歳を迎えました。
元気いっぱいで、おてんば娘になってしまいました。
時々飼育員にもイタズラをしてきて、困っています(>ー<)
さて、夏に向かって日々暑くなっていくこの季節・・・
日本産の動物たちにとって、この時期と言えば、
そう換毛です。
ニホンザルもタヌキもただいま換毛中で抜け毛がたくさん!!
こちらが換毛前の冬毛のニホンザル(モデル:♀アイちゃん)
背中や肩に長い毛が生えてますね。
現在の換毛中のニホンザル(モデル:♀アイちゃん)
背中の毛と腰の方の毛が段になっていますね。
からだのあちらこちらが抜けたり生えたりして、だんだんになっています(^^;)
はやく生え変わらないかなぁ~
タヌキも冬毛が抜け、去年の秋から蓄えていた脂肪もなくなり、ほっそりとした体形になってきました。(モデル:♂カズヤ)
衣替えをするのは、私たちだけではなく、四季に適応した動物たちもするんですね。
動物の変化をみて、季節を感じる飼育員・・・
しかし!!
動物が変化するということは、飼育ケアもそれに合わせて、変化しなければなりません。
新しい毛が生えやすいように、必要な栄養はあるのか?餌の食い込みは変わるのだろうか?
ニホンザルでいえば、どんどん成長していく、あずきちゃん・・・
彼女の成長につれて、群れ内のニホンザル同士の関係性はどうなるんだろうか?
順位争いとかは起きないだろうか??
っと考えることがいっぱい・・・
今年もたくさん観察して、たくさん考えて、たくさん学ばなければいけませんね。
飼育員の考えごとは続きます・・・。
そして、お知らせが・・・
宇部ゾーンで展示しているタヌキなのですが、
現在、展示場の整備とタヌキの飼育ケアの都合上、来週6月26日までタヌキの展示をお休みしております。
タヌキファンの皆さん(いるといいな・・^^)ご迷惑をおかけしますが、ご協力とご理解をお願いします。
2頭とも元気ですよ~~
(写真は去年の夏のタヌキたち 左がカズヤ 右がマユゲ です。今年もキレイに生え変わりますように!!)
担当 坂口