6月22日 フサ。いろんなフサ。
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2017年06月22日)
フサ、と聞いて皆さんは何を連想されますか?
ときわ動物園通なら、今日のブログの主役がわかるのではないでしょうか・・・
今日の主役は・・・・・・"フサ"オマキザルです!
フサオマキザルの"フサ"とは、頭の上についているコレのこと。
名前の由来にもなっているこのフサ。実は最近、このフサが成長し始めた個体がいるんです!
その名は・・・・・・ペルドン!
ペルドンは5歳の雌で、若いオトナの個体です。
では、まずはそんなペルドンのフサのビフォーアフターをご覧ください。
こちらが2年前に撮影したペルドンの写真(写真の下側がペルドンです)
丸っこい輪郭で、頭はつるんとしていますね。
まだまだコドモの面影が残る顔つきをしています。
そして、こちらが今日撮影したペルドンです。
・・・顔、変わったな!!!!
と、いうのが担当飼育員の感想です。やはり2年も経つと人間と同じで顔も変わるんですね。
そしてメインは頭の上!フサです!!
・・・ちょーっと、ですが(笑)生えています!
うーん。これは顔つき同様、オトナの階段を登った結果?
オトナはみんな立派なフサが生えているものなの?
・・・そんな疑問の声が聞こえてきた気がしたので、
今日はときわ動物園のフサオマキザルたちの写真を見比べてみようと思います!
まずはときわ動物園のフサが立派な2頭・・・アキとコッコです!
この立派なフサ、お客様にはよくリーゼント!と言われ注目を集めています。
リーゼント=男性のイメージが強いようで、よくオスだと間違われがちですが、この2頭はメスで、お母さんです!
では群れのオトナ唯一のオス。群れのリーダー、ゴクウ!
こちらも立派なフサ!
・・・と思われがちですが、よーく見ると顔の毛の色が違うのでフサが立派に見えるだけのよう。
フサ自体はちょこん、と生えている程度です。
最後に、残ったオトナのメス、フミは・・・
フサは目立ちません。ペルドンと同じか、それよりも短い?
しかしフミはペルドンよりも年上で、10歳の個体です。しかもアキ、コッコと同じくお母さん。
結論からいうと、オトナの個体だから~、年齢が~、というのは関係なく個体差があるようですね。
ときわ動物園には現在4頭のコドモの個体がおり、4頭とも頭はつるんとしています。
そんな彼らにはどんなフサが生えてくるのか?楽しみですね!
フサオマキザルは頭数も多く、個体識別が難しい!とよく言われます。
が!今回のブログのように体や顔の一部分に着目してみると見分けがついてくるかもしれません。
是非ともフサオマキザルの個体識別にチャレンジしてみてくださいね!
担当:おおた