5月15日 常盤公園に生息するアナグマ
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2018年05月16日)
常盤公園内では、様々な野生動物が生息しています。
野鳥に水生生物、そしてなんとホタルまで見ることができます。
(6月2日(土)ホタル観察会をやりますよ)
https://www.tokiwapark.jp/event/post_85.html
飼育員が分類別に調査や観察会も行っていますが
昨年から常盤公園内にセンサーカメラを設置し、
ほ乳類の調査も少しずつ始めていました。
常盤公園内で一番、よく撮影されるのが
こちら、タヌキ!ばばん!
そして、アナグマ!ばばばばん!
よく似ていますが、タヌキはイヌの仲間、
アナグマは実はイタチの仲間になります。
タヌキは日本昔話などによく出てきますが、
アナグマは出てきません。
これは、昔の日本人がアナグマもタヌキも
あわせてタヌキと呼んでいたからではないかと
いわれています。
そんな他人のそら似ならぬ、タヌキのそら似の
アナグマですが、常盤公園内で巣を見つけました。
今年に入ってからは、その巣の周りを重点的に
撮影をしはじめました。
が、しかし、なかなか上手く映らない・・・。
高さや巣までの距離間を考え、何度も調整したところ
先日やっと撮影に成功しました。
一つの巣に3台、センサーカメラを設置したところ
かなり頻繁に映っていたことから、
巣をつかっているようです。
じつは、この巣、動物写真家福田氏と
山口県立山口博物館の田中氏に
見つけていただいたものです。
よくこんな場所を発見するなぁと思うようなところにあり、
先輩飼育員や園長ととても驚きました。
さすが、専門家!
そんな、写真家福田氏の写真展が5月19日(土)より
体験学習館モンスタで始まります。
しかも!福田氏には19(土)はギャラリートーク、
20日(日)はフィールドサインを探す
ワークショップの講師をお願いをしています。
身近な動物でありながら、あまり知らないアナグマの世界。
ぜひ、のぞいてみてください。
教育普及担当:森