2月1日 不思議な葉の植物みつけました
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2021年02月01日)
ときわ動物園は動物の生息地を再現しているため、たくさんの植物が植えられているのはみなさんご存知だと思います。
今さらですが、オープン時には5万本以上の植物が植栽されました。
ヒトを含む動物は、植物がないと生きていけないのは周知の事実。動物園の動物はエサがもらえるから植物が必要ないなんてことはありませんね。ときわ動物園で改めて動物と植物の関係、おもしろさを発見していただくために少しずつ発信していきたいと思います。
中南米の水辺ゾーンの園路。ときわ動物園では、なんてことない風景ですね。
でも葉っぱをよくみてください。
なにかへんではないですか?普通の細長い葉と思ったら、先の方が小さな羽みたいになっている???
枝を持ち帰ってみました。普通に細長い葉に見えるところと、羽のような葉が入り混じっている?
先の方は、ネムノキのような葉っぱですね。
ちなみに、↑ネムノキの葉です。
細長い葉に見えているところが、実は「葉柄」といって葉の根元のようなところです。
この木の葉はこの葉柄が平べったくなって、本来の葉(羽のようになった葉)がおちてなくなってしまったものです。
この木は正確な種がわかりませんが、マメ科アカシア属の一種のようです。アカシアの仲間は木や芽が若いうちはこのように本来の葉と大きな葉柄が混在しているものがあるようで、いずれ本来の葉は落ちて、葉柄だけになるのですが、まるで葉のようですね。
葉っぱのようで葉っぱではない・・・
この木は動物園リニューアルの際に植えた木ではありません。ではどこからきたのか???鳥の落とし物?そんなことも思いながら、動物園でもたくさんの植物を観察して、動物と植物の関係についても考えてみてください。色々な発見がありますよ。
むらた