12月8日 冬のすがた
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2015年12月08日)
生息環境展示の動物園が3月にオープンして、夏が過ぎ、冬が来て・・・
たくさんのお客様にご来園いただきました。生息環境展示なので、植物に関するご質問も多かったのです。その中で、お問い合わせ数ナンバー2(すいません、1ではないんです。2位でもいいんです)の植物、チユウキンレンのその後をお伝えします。
2枚目の写真は、花びらに見える苞葉がまだ開いています。が、両方とも花が咲いている株の葉は枯れてしまっています。横に見える緑の葉は子株です。どうも花を咲かせるために葉のエネルギーを使い果たしてしまったようですね。
以前のブログ(7月)でちらっと書きましたが、この花、300日咲くと言われています。日本では寒いからそんなに長くは咲かないでしょうなんで書きました。5月末頃咲き始めましたので、7か月。210日くらいですかね。あながちウワサだけではなさそうです。
園内の落葉樹は葉がなくなりはじめ、また花も少なく寂しくなってきましたが、まだまだもう少し・・・彩っています。
これも暖冬の影響か?なんてすぐ地球環境の変化と結び付けたくもなりますが、現在の場所を植物も気に入ってくれているようです。この後、この株も枯れてしまいますので、始末することになります。以前まではみっともないから枯れた草は刈り取ったりしますが、最近では「枯れ姿」といって自然のままの姿をめでるようにもなってきています。動物も植物から季節の変化を感じてみてください。
担当:むらた