12月7日 飼育員の考えごと(感謝な気持ち^^)
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2018年12月07日)
今年も残すところ、あとわずかですね。
今年の冬は暖冬といいますが、急に寒くなったり...
皆さん、風邪などひいておられませんか?
体調管理が難しいですよね。
(私は一度風邪をひいてしまいました(T-T))
こういう気温差は、私たちだけでなく、動物たちにも応えます。
動物たちが体調を崩さないように、飼育員たちは動物の健康管理に奮闘中です。
そんな中、今年も嬉しいプレゼントが!
分かりにくい写真ですみません。
今年もお客様から、ドングリの差し入れをたくさんいただきました。
ありがとうございます。
(写真は左から、♀あずき・♂アト・♀ダイ3です)
ニホンザルをはじめとする日本の野生動物たちは、秋になると、
ドングリや栗など脂質の高いものを好んで食べることで、冬に備えて皮下脂肪や体力をつけます。
今年も皆さまから頂いたドングリを使い、
秋にしっかり食べさせたため、ニホンザルたちはみんな元気です(^^)
写真からも分かるように喜んで、たくさん食べています。
(写真は♂サブです)
しかし、気をつけないといけないのが、脂質の高いドングリ...
野生では動物たちにとって重要なエネルギー源になりますが、
運動量の少ない飼育下の動物では、その脂質の高さから食べ過ぎると、お腹をくだしたり、肥満につながることがあります。
そのため、もし園内でドングリを拾っても、
お客様が動物たちに与えるのはご遠慮ください。
今回の頂いたドングリも、その日の動物の体調や天候、他の餌の量などと考慮しながら、
与える量を決めて、使わせていただきました。
プレゼントしてくださったお客様は、動物に直接ではなく、
私たち職員に、
「これを動物たちに食べさせてあげてください」
と渡してくれたので、本当に感謝です。
毎年、ありがとうございますm(_ _)m
さて、ニホンザルのほかにもう1種、このドングリを食べた動物を紹介します。
冬になると雰囲気が変わるあの動物・・・
そう!タヌキです。
ニホンザル同様、四季のある日本に住むため、秋はたくさん食べて、冬の仕度をします。
夏のこの姿が・・・
冬はこうなります。
すごい変化です。
日本の自然環境に適応した結果なんですね。
とても同一人物いや、同一狸とは思えないです。
(写真は全部♂カズヤという個体です)
これからもっと寒くなって、外出しづらくなりますが、冬ならではの動物たちの姿があります。
冬の動物園に来てみませんか?
新入りのクロツラヘラサギ
換羽が終わってモコモコなフクロウ
冬羽に生えかわりキレイな♂のオシドリ
ふわもこで貫禄のあるタヌキ
寒くても元気なニホンザル。
山口・宇部ゾーンには、冬だからこそ観察できる動物の姿がいっぱい。
ぜひ、冬の動物園にもお越しください。
皆様のご来園、お待ちしております。
担当 坂口