1月26日 飼育員の考えごと。
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2018年01月26日)
全国で寒波が来ているようですね。寒い日が続いています。
24日には、ときわ動物園も雪で真っ白になりました。
こんな雪の中、動物たちはどう過ごしているのか。
私の担当エリア・宇部ゾーンの動物たちの雪の日の姿を紹介したいと思います。
まずはクロヅル。ほぼ変わずいつも通りに過ごしています。雪景色が似合いますね。
次はオシドリ。オスがメスにアピールするため、冬羽に生え変わり、今が一番きれいな時期です。(オシドリを見るなら、今ですよ~)
こんな日でも、泳いでいます。さすが冬鳥で水鳥!!(こちらも雪景色が似合いますね)
フクロウ。
雪のかからない屋根の下でじっとして、寒さが過ぎるのを待っています。
雪が反射して、周りがまぶしいのか、
少し落ち着かない様子でした。(今は雪になれたのか、落ち着いて休んでいます(^^))
タヌキ。
冬毛に生え変わり、モコモコな体格ですが、やはり寒いようで、兄弟で仲良くくっついて、巣箱の中で過ごしています。
そして、そんな中でも変わらず元気なのが、
こちら。そう!スノーモンキーこと、ニホンザルたち。
積雪で他のサルたちがなかなか寝室から出ないなか、
ニホンザルたちだけは変わらず、すぐ外に出て、朝の餌を食べています。
(餌を頬袋にほおばっている♂アトと背景に、はしゃぎまわっている♀のあずきがいます)
彼らのたくましさにただ驚くばかりです。(特に冬・・・)
どれだけ、彼らが四季のある日本に適応しているかが、わかりますね。
寒さに適応したもの、雪のかからないところをみつけ、寒さが過ぎるのをまつもの、いろんな過ごし方があるようです。
そんな姿を観察できるのも、冬だからこそ。
寒いとついつい、外に出るのが嫌になることもありますが、
冬ならではの動物の姿を見に、動物園へ行ってみませんか。
きっと、新たな発見や気づきが見つかるかもしれませんよ(^0^)
寒い日は続きますが、天候は回復してきています。
動物園へ出かけませんか?
皆さんのお越しを日本産動物たちと一緒にお待ちしております。(寒いので、暖かい格好で!)
さいご、晴れて雪景色を眺めているニホンザルの♀「あずき」
担当 坂口