1月21日 親の背を見て・・・
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2018年01月21日)
中南米のゾーンにて展示しているフサオマキザルは「南米のチンパンジー」と呼ばれるほどに高い知能を持っている猿です。
ときわ動物園のフサオマキザルも石を使って硬い木の実(オニグルミ)を叩き割って中身を食べることができます。
(クルミ割り中の♂ゴクウ)
毎回上手にクルミを割ってくれますが、ゴクウもはじめから石を使うことができたわけではなく、
飼育員が目の前で石を使ってクルミを割るところを見せ、それを覚えたんです。
(学習中のゴクウ)
今では完璧にクルミ割りをマスターしたゴクウですが、最近彼に弟子ができたようです(!?)
弟子の名前は♂ジョー!2歳ゴクウの息子です!
ジョーは、飼育員がゴクウにクルミを渡すと・・・
じー。
じーーー。
こんな感じで、ずっとゴクウの手元を凝視しているんです。
ゴクウが飼育員から見て学んだように、ジョーはゴクウから見て学ぼうとしているよう。
最近ではゴクウが愛用する大きな石に興味を示すようにもなりました。
ただし、石は重く、持ち上げるまでには至らず。
近い将来、ジョーがクルミ割りをする姿が見られるかも?
ジョーくんのこの表情からもやる気を感じますね・・・
乞うご期待です!!
担当:おおた