12月9日 常盤湖で過ごす初めての冬
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2023年12月09日)
こんにちは!
2023年もついに12月に突入しましたね。
ここのところ気温の低い日も増えてきて、ときわ公園ではTOKIWAファンタジアもはじまり・・・
段々と年末の足音が近づいてきているなぁと感じます。
さて、今回のブログは動物園から少し離れ、常盤湖がメインです!
常盤湖ではハクチョウとペリカンを飼育しています。
この2種といえば、今年はどちらにも新入りが加入しました。
広島県福山市の蓮池公園から搬入したコブハクチョウのオス・メスの2羽。
静岡県の日本平動物園から搬入したモモイロペリカンのメス3羽。
今回はこの5羽が常盤湖で迎える初めての冬をどのように過ごしているか少しだけご紹介していきます!
まずはコブハクチョウから。
コブハクチョウ、コクチョウは現在、高病原性鳥インフルエンザの防疫対策として屋内施設で飼育中です。
福山からきた2羽は非公開施設で過ごしています。
これまで広い公園の池で暮らしてきた2羽にとって、屋内施設で長期間過ごすという経験は初めてです。
↑ 外が気になるのか、首を伸ばして様子をうかがっています
なかなか警戒がとけず、施設に入ってからしばらくは餌もたくさん残していました。
が、段々と環境に慣れてきて、最近は飼育員が見ている時にも餌を食べてくれるようになっています。
この調子で、穏やかに冬を過ごしてくれればと思います。
来年の5月ごろにはまた湖の方に放鳥しますので、その時を楽しみにお待ちください。
お次はペリカン。
モモイロペリカンのメス3羽は宇部にきて約半年が経ちました。
ときわに来たばかりの頃の写真と比較すると、幼鳥特有の茶色い羽などはかなり少なくなり、オトナの姿にどんどん近付いています。
↑ カンちゃんの比較写真です。写真左では1番前にいる個体
この3羽はハクチョウたちとは逆で、初めて屋外で過ごす冬です。
常盤湖は風が強い日も多いため心配していましたが、とても元気に過ごしています。
↑ 前方からマイちゃん、カンちゃん、チビちゃん。仲良しな3羽なので一緒に行動することが多いです。
最近は飛翔する姿も多く見られるようになってきました!
↑ マイちゃん空をとぶ!
毎日夕方4時頃の餌の時間の前後に飛んでいることが多いようです。
風邪をひかないよう暖かい恰好をして、是非ペリカンたちの迫力のある飛翔姿を見に来てくださいね!
担当:おおた