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1月14日 寒さにの先には・・・

(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2016年01月14日)

今日はひときわ寒かったですね。ときわ動物園の動物たちの冬の姿といえば、サル団子。このホームページの動画にもボンネットモンキーやワオキツネザルの「だんご」の最新の動画がありますのでそちらも見てみてくださいね。

今日1月14日は暦でいえば、寒のうち。6日の小寒から21日の大寒を経て2月4日の立春までが寒さが本格的になり、一年で一番寒い時期と言われています。これが二十四節気というのはご存知ですよね。

では、七十二候というのはご存知ですか?二十四節気をさらに5日ずつにわけて表現したものです。この七十二候は動植物の変化を知らせる短文になっていて、とても面白いと私は思っていまして、このように季節を感じてほっこり生きていけたらなぁと思っています。

では、1月14日は?「水泉動」(しみずあたたかをふくむ)地中で凍った泉が動き始めるのだそうです。こんなに寒いのに!
今日の私はやっぱり植物をご紹介。
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IMG_1288シコンノボタンです。この花、咲いてるとお客様に名前を尋ねられる植物ナンバーワンです。なんとブラジル原産。どちらかというと熱帯花木です。二枚目の写真は葉ですがどんどん新芽がでています。

IMG_1289続いてブログで何度か登場したクワズイモ。原産は東南アジア。日本にもありますが、長崎、四国南部、沖縄など。やっぱり熱帯・亜熱帯性植物。

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IMG_1292リュウビンタイ。漢字で書くと「龍鱗」葉の下にあるかたまりがよくみると龍のうろこみたいだからだそうです。日本では本州南岸から台湾にかけて。2枚目の写真はその根元。真ん中の茶色いのが新しい芽。シダの仲間なので巨大なワラビのようにでてきます。

ところで、ここまで植物をご紹介して、ん???と思いませんでしたか?これらの植物、すべて調べると耐寒性は弱いだとか気温は5度までとかあります。昨年の今頃はこれらの植物は落葉して、じっと寒さに耐えていました。リュウビンタイなんかは春に芽がでるかハラハラして見守っていました。

が、今年は落葉しない!!!それどころか新芽がでている!今年はやはり暖かいのでしょうね。すぐに温暖化とか異常気象と結び付けたくもなりますが、この場所に植えられて約1年。2度目の冬を迎え、この場所で生きる力を植物が身につけたこともあるのだと思います。動物も植物も寒さに耐え、春を待ちます。そして、飼育員もグランドオープンに向けて蓄え中。決して休眠はしていませんよ。

担当:むらた


 

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