1月10日 飼育員の考えごと(去年をふりかえる)
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2019年01月10日)
皆さま、挨拶が遅くなってしまい、申し訳ございません。
あけましておめでとうございます。
去年は大変お世話になりました。
正月はたくさんのお客様にお越しいただき、ありがとうございます。
さて、今年は亥年です。当園ではイノシシは飼育しておりませんが、現在モンスタでイノシシ展をやっております。ぜひお越しください。
(イノシシの企画展は1月27日までです。モンスタへ急げ!!)
さてさて、今年は亥年で、去年は戌年でした。
そこで、今回はときわ動物園で飼育している唯一のイヌ科動物、タヌキで去年を振り返りたいと思います。
まず、去年の正月。タヌキたちにおせちをプレゼントするイベントを実施しました。
その時はタヌキの食べ方から、タヌキの分類の話をしました。
そして、毎年のことですが、夏タヌキということで、
スマートなタヌキになりました。
この時からときわ動物園のツイッターが始まり、タヌキの写真も紹介しました。
すると予想外なことにたくさんの「いいね」をもらい、嬉しい気持ちになりました。
秋はハロウィンイベントでタヌキにかぼちゃで作った餌皿で、餌をあたえたり・・・
冬タヌキになってからは、
クリスマスでケーキをプレゼントしたりで、
去年は多くの方々にタヌキの話ができたのではないかと思います。
タヌキの担当者として、とても嬉しいです。
しかし、それと同時に驚きがありました。
ツイッターで、好評なタヌキたち。
でも実際に動物園でタヌキを見たお客様からは
え?タヌキってこんなにスマートなの?(夏限定の疑問)
え?タヌキってこんなにずんぐりなの?(冬限定の疑問)
え?タヌキってイヌ科なの?(ほぼ毎日ある疑問)
え?タヌキってお腹ぽんぽこしないの?(たまにある幼いお客様からのとても可愛い疑問)
そんな疑問の声がたくさんありました。
ツイッターなどでは人気の動物...しかし、あまりその生態は知られていない。
同じ国にすむ、身近な動物なのに...
まだまだ、動物園が情報発信していかなければいけない!と感じた1年でもありました。
ツイッターにはない、動物園の動物の魅力。
それはズバリ実物の動物が目の前にいること!
当たり前ですが、実物をみて、感じること、知ること、発見することは、自身で体感すること、とても印象に残ります。
みなさん、ツイッター等のSNSもいいですが、ぜひ本物の動物に会いに来てください!
本物の動物をみて、鳴き声を聞いて、匂いを嗅いで、いろんな発見をしてください。
本物に勝るものはありません!
動物園は「楽しく学べる場」
猪突猛進ではないですが、攻めの姿勢で、今年も動物の情報発信をしていきたいと思います。
最後はタヌキの♂カズヤの写真で!
今年もよろしくお願い致します。
(本物がいいと言っておきながらですが・・・ときわ動物園のツイッターもよろしくお願いします(汗))
担当 坂口