11月4日 冬支度~常盤湖周辺のあれこれ~
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2022年11月02日)
今回のブログは細々とした話題をいくつか取り上げていこうかな~と思います!
まずは約1週間遅れのご報告。
10月25日に常盤湖で飼育していたハクチョウ4羽とコクチョウ1羽を湖のそばに建っている屋内施設に収容しました!
鳥インフルエンザの防疫対策のための移動です。
収容期間は11月~4月の予定ですが、国内での鳥インフルエンザの発生状況により期間が延長する可能性もあります。
ハクチョウ4羽は鳥舎の外からでもご覧いただけますが、コクチョウは外から見えない部屋に入っているためご覧いただけません。
コクチョウの舎内での様子はTwitterなどでお見せできたらと思っております...!
さて、お次の話題はペリカンです。
ペリカン島でアジをもりもり食べて元気いっぱいのペリカンたち。
そんな彼らにもちょっとした変化が...?
これは口で説明するよりも見てもらった方が早い!
ということで、突然ですが間違い探しです。
▲8月31日撮影
▲11月1日撮影
向かって右側が1枚目と同一の個体です。
......はい、一目瞭然ですね。そう!のど袋の色が違います!
ハイイロペリカンは繁殖期に入るとのど袋の色が変化して鮮やかなオレンジ色になります。
たまーに、ペリカンたちを色で見分けようと頑張っているお客様がいらっしゃいますが、このように季節でガラっと変化してしまうので個体識別の方法としてはオススメできません(笑)
また、モモイロペリカンは繁殖期になると羽の色の桃色が濃くなります。
こちらは是非とも現地でご確認くださいね!
最後の話題は最近にぎやかになっている常盤湖のこと!
毎年冬になると常盤湖周辺にはさまざまな冬鳥が飛来してきます。
鳥インフルエンザの警戒期間になると、毎朝ハクチョウの飼育施設周辺の水鳥の種類や数、動きなどに異常がないかをチェックしているのですが...この半月ほどでその数がどんどん増えてきているんです!
公園内でたくさん見かけるこの鳥や、
▲ヒドリガモ
▲同じく、ヒドリガモ。彫刻の丘にも上陸しています
湖に目をやるとこんな鳥も。
▲ホシハジロ、白鳥島の周辺によくいます
▲オオバン
上記以外にもカイツブリやセグロカモメの姿も確認しています。
皆さんも、双眼鏡を片手に常盤湖周辺をお散歩してみてはいかかでしょうか?
その際にはハクチョウとペリカンにも会いに来てくださいね!
担当:おおた