10月8日 タイムマシンは無いけれど~一日のお仕事
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2017年10月08日)
こちらの怪しい?メーターはなんでしょう。タイムマシンのメーターではありません。
メーターは後ほど説明するとして、今日は夕方になっても客足が途絶えることなく、沢山の皆様にご来園頂きました。
今日一日の仕事を振り返って、紹介したいと思います。
早朝:白鳥湖に向かい、コブハクチョウ親子の居場所を探し状況を確認。餌筏の上で家族でくつろいでいます。
出勤:着替えて、動物園の施設の状態を確認。異常なし!
開園前:動物園全体の状況を確認。むむっ、シロテテナガザルの滝の流量が少ないような...
というわけでポンプ設備の点検に入ります。最初にご覧いただいたメーターはポンプの圧力計でした。
圧力は「0.5」ほぼ、水道の流量と一緒で、異常無し!確認よし!
開園後:白鳥湖の白鳥と野鳥と船の状況を確認。
コブハクチョウは毛艶よし、縄張りパトロールして元気。私を見る眼力よし!朝一番より更に細かくチェックします。
渡り鳥の飛来状況は。ヒドリガモ、昨日より2倍ではないが飛来数増加。マガモも確認。
お次は船。昨日の雨が溜まっています。急ぎの作業のあと、水抜きすることにします。
点検・巡回が終わったら、「サル」と「カピバラ」と「ハクチョウ」のために当園では「緑餌」と呼ぶ野草を集めます。
ここはレストハウス前の所です。
ここでは、タンポポ、ヨメナ、ヨモギなどを採取します。
うっかりツユクサ(青色の花がついています)が混ざらないように気をつけて採取。
野草には、摂取により毒があったり、あるいはお腹をこわすものなど、色々いわれがありますので、
餌に向かないものをなるべく避けています。
開園前の動物園巡回で、クロザルがドクダミを好んで食べていたので、今日も頑張って探してみました。
季節的にもうすぐ終わるドクダミですが、花と実がつかずに気温が下がり続けなければ、もうしばらくは採取できそうです。
お昼過ぎ:動物園に戻り、それぞれの緑餌を仕分けして完了。
昼休憩後:午前に確認した船の水を抜きに行ったら、他の飼育員が済ませてくれていた。有難う!
予備船の水を抜いて、石炭記念館前の白鳥仕切り網が湖水に浸かっていたので、
金網の両端下部を固定していた針金と重りを外し、増水しても調整が出来るようにしておく。
夕方:はい、やっと文頭の夕方に辿りつきましたよ!時刻は15:30頃。
普段の休日はこの時間帯から入園の客足が少なくなるのですが、今日はぞろ、ぞろ、ぞろ...。
とめどなくご来園を頂いております。17時閉園とはいえ、16:30には半数以上の動物が各々の寝室に「帰宅」するので、
スムーズかつ楽しく園内を巡って頂けるように、「たそがれガイド」の準備です。インカムマイクを用意して、
15:55辺りから動物園入口から順に園内のご案内。要所要所で解説をしながら進んでいくと、
「アルパカに会いたい~!」とおっしゃる皆様をアルパカ前にお連れして16:40完了。
「遊園地も行きたい~!」とおっしゃる方もおられたので、「遊園地も動物園も17:00までですよ~!」と、
ご案内し、ガイド完了。
動物園入口で本日のご来園者数を確認し、事務所に戻りました。
今日はこんな一日でした。
明日も天気が良いみたいですので、ぜひ、お越しになりませんか?
10月9日も15:45頃までに動物園入口でリクエストいただければ、
「たそがれガイド」開催致しますよ~!お待ちしております。
担当:ためちか