10月16日 飼育員の考えごと
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2017年10月16日)
ここ最近、だいぶ冷えてくるようになりましたね。
だんだんと夏鳥の姿が減ってきて、冬にやってくる冬の渡り鳥、冬鳥も見かけるようになってきました。
ニュースでは、鹿児島県にツルの飛来がみられ、ときわ湖にもヒドリガモなどの冬鳥がみられています。
秋が来て、冬が近づいて来ているんだなと感じる今日この頃です。
そして、宇部ゾーンの鳥にも変化が見られ始めました。
そう!♂のオシドリの換羽が始まりました!!
7月にオシドリが冬羽から夏羽に生え変わり、オスもメスと同じような色の羽根になると、
ブログで紹介しましたが、
今回は逆!!
夏羽から冬羽への変わる様子をご紹介します。
9月の中頃から夏羽が抜け始めました。
うーん、中途半端な姿ですが、時期限定の姿です。
へー頭から生え始めるんだなぁ・・・っと仕事をしながら、観察を楽しんでいます。
そして、10月になり、オスとメスの違いも分かりやすくなってきました。
2日ほど前から、オシドリの特徴の銀杏羽も生え始めてきました。
(雨の為、写真は撮れず・・・すみません)
繁殖期に向けて、オスたちはメスにアピールするため、
鮮やかな姿になり、これからどんどんキレイになっていきます。
季節に合わせて、渡りをし、体の羽根を変える・・・
野生動物の環境への適応した姿や生活スタイルには毎回驚かされます。
野生動物ってスゴイ!!
そんな気持ちでいながらも、毎度のことですが、こちらも季節に合わせて、
飼育ケアを考えていかねばなりません。
またオシドリたちの繁殖期にも備えていかねば・・・
いつか宇部ゾーンでオシドリの雛の姿を皆さんにお見せできれば・・・!
っと思いながら、オシドリの飼育についても考えごとは続きます。
オシドリ以外にも宇部ゾーンの動物たち
ニホンザルもタヌキも現在、換毛期で冬にそなえて、毛や体格が変化しはじめています。
夏とはまた違う姿の日本産の動物たちに会いに来てください。
宇部ゾーンの鳥たちと一緒に
みなさんのご来園をお待ちしております。
担当 坂口