HOME > ときわ動物園 > 飼育員ブログ > 10月14日　止まらない食欲

ここ数日で一気に冷え込み、急に秋がやって来ましたね。

「食欲の秋」という言葉もあり、ふれあい広場のウサギ・モルモットたちも、夏場よりも餌をもりもり食べているような気がします。

その中で、今回ご紹介するのがこちら、ホーランド・ロップ・イヤーの「ペコ（♀）」。

3月時点でのペコはこんな感じ。体重は大体1キロあるかないかくらいでした。

では、現在のペコがどうなっているかというと...。

...お分かりいただけたでしょうか...。

体重2.65キログラム。ふれあいメンバー最大となっています。

写真左、おとなりさんの「ポコ（♂）」は2.1キログラムです。

体重1.1キログラムで現在ふれあい最小の、「きび（ネザーランド・ドワーフ♀）」と比較してみましょう。

500ccペットボトルを並べてみると...。

一目瞭然！

ちなみに、うんちの大きさもこんなに違います。（左：ぺこ、右：きび）

もともと、ホーランド・ロップは食欲が旺盛になりがちだと言われていて、ペコもまたしかり。いつもはのんびり屋のペコも、給餌の時間になると豹変して、おねだりします。

ペコ「ごはんー！！！！」

給餌後はこんな感じで、一心不乱にモリモリ。食べているときが、一番幸せそうな顔をしています。

もともと、ウサギのメスは、オスよりも体格が良くなる傾向にあります。

また、首の下に「肉垂（にくすい）」と呼ばれる部位（上写真）があり、ここに脂肪を蓄えて食糧不足に備えたり、ここの毛をむしって巣材に使ったりもします。これを「二重あごみたい」だとお客さんに言われることもしばしば...。

それに加えて、ホーランド・ロップは「丸い顔」が特徴でもあります。

ただでさえぽっちゃり体型なのに、これらのせいで実際よりも太って見えているみたいです。

(いや、実際に太っているんですけれど...。)

一時期、低カロリーのペレットを使用していた時もあったのですが、ペコには効果なし。

体重測定の度に新記録を更新していくペコの、食欲が落ち着いてくれる日はいつ来るのか...。

担当の悩みは尽きません。

魅惑のぽっちゃり女子、ペコに会いに、ぜひふれあい広場へお越しください。

担当：川本