11月7日 緑は大事
だんだん寒くなり、暖かい布団が恋しい飼育員の宮路です。
今日は宮路がボンネットモンキーの担当になってからずっと悩んでいることについて書こうかなと思います。
悩みとは・・・。ボンネットモンキーの放飼場の緑化についてなんです。
はっきり言ってほかのサルの放飼場に比べてかなり緑がない。
オープン当初にこんなにあった緑も気づけばすっかりなくなってしまい、ずいぶんとさみしい雰囲気に。
オープン当初↓
最近の様子↓
前担当者がいろいろな植物を植えるものの、すべてボンネットモンキーやコツメカワウソに折られ、引きちぎられるという結果に。
宮路が担当になって、自分なりに種をまいたり耕したりしてみるもののすべて掘り起こされことごとく失敗。正直無理なのではと思ったことも何度もあります。
それでも腐らず、何度か失敗を重ねるうちに、耕したり分かりやすく人の手が加わったところを重点的にボンネットモンキーが掘り起こすことがなんとなくわかってきました。
・・・ならば、手をできるだけ加えず自然に生えてくる植物に水をあげていれば、そのうち緑が増えるのでは。
意味があるかもわからず、夏の間毎日水やりをした結果がこちら。↓
なんとなく小さな植物が出てきました!全く生えていなかった場所にですよ‼
とはいえ遠くから見たら全く見えない程度。写真だとさらに切ない・・・。
少しでも大きくなればいいなぁ・・・。
今後はボンネットモンキーに気づかれない程度に肥料や種を蒔いてみようかなと思ってます。
緑のない放飼場とはもう言わせないぞ‼と思いながら、明日も頑張ります。
動物を見るついでに緑が増えたかどうかも気にしていただけたら嬉しいです。
飼育員 宮路