4月2日 カワウソが見えません!
こんにちは!3月も下旬に差し掛かり、暖かくなってきましたね。
動物園内でも蝶が飛び始めるなど、春を感じられるようになってきました。
さて今回は、タイトルにもある通りカワウソについてです。
カワウソが見えません!は私たち飼育員目線ではなく、来園者の皆様目線でのお話です。
時々、カワウソトンネルを通ると
「カワウソいないね」「お部屋でお休みしているのかもね」
といった会話が聞こえてきます。
実はいます!
部屋ではなく、外(放飼場)に!
『カワウソ=水辺』のイメージが強く、陸に上がって活動しているイメージが薄いことも見つけにくくしている要因の一つかもしれません。
当園のカワウソは、余程寒い日などを除くと、ほとんどの時間をボンネットモンキーたちが闊歩している陸上で過ごしていることが多いです。
たとえば山の下側を走り回っていたり
岩を登っていたり
など放飼場でいろいろなことをしています。
ただ、動いていること以上に昼寝していることが多いです。さらに、観覧側からは見えにくい場所で寝ているので、カワウソに出会うことなく通り過ぎる方もしばしば...
折角なので、寝ているカワウソを探すポイントをご紹介します。
次の写真はシシオザルからトクモンキーへと下っていく途中のガラスビューから撮影した写真です。
カワウソが写っているので少し探してみましょう。
見つけられたでしょうか?
実はここにいました。
少しわかりづらいですね。
しかもカワウソトンネルにたどり着く前なのでカワウソがいるであろうと思う方はほとんどいないと思います。
大体の場合、ガラスビューから見える場所で寝ていることが多いです。
トンネルに行ってみてカワウソがいなかった場合は、順路を戻ってみると見つけられるかもしれません。
丸太に隠れて寝ていることもあるので、そのあたりをじっと見ていると見つけられる...かも?
ときわ動物園の展示理念でもある『生息環境展示』は自然環境を再現しているため、動物種によっては見えにくくなることもあります。
(こちらはシロテテナガザルの展示場。夏は植物がさらに生い茂るので少し見つけにくくなります。)
しかし、野生にいる動物もとても見つけにくいものです。鳴き声や物音が聞こえた方向にじっと目を凝らすと出会うことができる...
ときわ動物園でもそんな野生動物を探すような楽しみ方ができるかもしれません。
担当:篠原