堅い土砂を掘る道具で、石炭の採掘などに用いられました。形状が鶴のくちばしに似ていることから、その名がつきました。
採炭機械のひとつで、圧縮空気でノミを叩いて石炭や岩石を掘削するものです。宇部炭田では1930年頃(昭和5年頃)に導入されて、採炭掘進の主要器具で...
石炭を掻き寄せる道具です。採炭掘進夫の必需品として使われました。
カキイタと同じ役目の道具です。石炭などの塊をかき寄せるのに便利でした。"めごへよつ"とも呼ばれました。
石炭や土砂を炭車に積み込んだり、運ぶときに使う入れ物です。割り竹を編んだものを"竹エブ(たけえぶ)"、針金で編んだものを"金エブ(かなえぶ)"と...
昔は種油を使った燈明皿が使われていましたが、持ち運びに便利な容器に代わり、種油から石油(灯油)が使われるようになってからカンテラといいました。さ...
ドイツのウルフによって1883年(明治16年)に考案されたもので、空気中のメタンガスの含有率によって炎の長さが変化する現象を利用してガス含有率を...
宇部では沖ノ山炭鉱が1929年(昭和4年)に初めて帽上電気安全灯を坑内作業用として導入しました。灯火部分は坑内帽子やヘルメットに取り付け、バッテ...
長さ20cm位の金属部に30cm位の柄の付いた片手で使う小さいツルハシです。石炭の選別をする選炭婦(夫)が塊炭に付着した不純物を割り取るのにも使...
大正から昭和初期まで使われたブリキ製の水筒です。後には坑外より給水車が各坑内事務所へ廻ってきました。
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