解体してみました。
(カテゴリ:植物) (投稿日:2020年08月03日)
皆さん、こんにちは。
8月に入り暑い日が続きますね。夏バテなど体調管理にはお気を付けくださいね。
先日、オウゴンココヤシの実を展示していますとブログでご紹介した時に予告していましたが(前回のブログ)
実際に解体してみました!
今回は収穫後すぐの解体だったので、とても新鮮な状態で解体することが出来ました。
まずは、ノコギリでぐるりと切り込みを入れます。
昨年乾燥した実を解体した時には、なかなか刃も入らずとても大変だったのですが、今回はするするとスピーディーに進みます。
バールと金槌を使って皮を剥いでいきます。
繊維でびっしりと覆われているのが分かりますね。
中心部はこれ以上バールが入らなかったので、再びノコギリでカットしました。
中心部に切れ目が入っているのが分かりますか?切れてなかったのかなと覗き込んでいたら、中のジュースが飛び出すハプニングも!
穴が開いたので、ストローをさして写真を撮ってみました。
背景は、オリーブ。ここ、世界を旅する植物館だからこそ実現できた景色かもしれません。
実際に中に入っているジュースを出してみました。
ジュースが出ているのが分かりますか?とても透明で綺麗なジュースです。
よく、'スポーツドリンクを水で薄めたような味'とガイドなどでご案内していたのですが、今回改めて飲んでみると、経口補水液に似ている、と感じました。
フレッシュなので美味しくいただけましたよ。
ジュースを全て出した後には、半分に切ってみました。白い果肉もできています。この果肉も食べることが出来るんですよ。
冬に、ココヤシカップ付きプラントハンガーを作ろうのワークショップで使用したココヤシカップは、この白い果肉のついている部分になるのですが、とても柔らかくカップとしての利用はできそうにありませんでした。
ココヤシカップとして利用する場合は、しっかりと乾燥させないといけないようです。
ココナッツの実は、海を漂って違う岸に漂着し芽を出す、と言われています。実際に解体してみると、繊維で覆われていて水に浮くというのもうなずけます。
今回は、オウゴンココヤシの解体をお届けしました。
コンシェルジュを含む職員は、ガイドなどの際に皆様にお伝えできるよう解体や試飲、試食等を行っています。
植物館内の植物は、基本的には触ったり食べたり出来ませんのでご了承ください。