クリスマスに登場する植物
(カテゴリ:植物) (投稿日:2019年12月09日)
皆さまこんにちは!12月に入り、クリスマスもあと2週間ほどでやってきますね。本日は今のシーズンならではの植物をご紹介したいと思います。
当館の熱帯アメリカゾーンにある「ポインセチア」という植物。赤・ピンクといった鮮やかな苞(葉の一部)が特徴的で、きれいですよね。よくこの鮮やかな苞の部分を花だと思われる方が多くいますが、苞の中央部にある小さな黄緑色の部分が花なのです。
日本ではクリスマスシーズンによく目にする植物かと思います。
ではどうしてポインセチアがクリスマスシーズンに登場するようになったのでしょう?ヒントは色です!
赤色の苞の部分、緑色の葉の部分、そしてポインセチアはトウダイグサ科なので傷がつくと白色の液がでます。このことからクリスマスを代表する三色があることがその理由の一つだと言われています。
ちなみに日本ではクリスマスシーズンに苞が鮮やかな状態で販売できるように、自然に色づいてくる時期より早めに「短日処理」を施して販売をしているそうです。
なのでクリスマスシーズンに間に合うようにだいたい秋頃に段ボールなどで覆って人工的に日照時間を短くする「短日処理」をすることで、この時期にピッタリの鮮やかな色を楽しむことができるのです。
ただポインセチアは実はメキシコなどの中南米が原産であるため寒さに弱いそうです。なのでこれからお花屋さん等でご購入される方はお家の中の暖かい場所で管理をしてあげてくださいね。