アリ植物
(カテゴリ:植物) (投稿日:2019年08月17日)
現在、熱帯アジアゾーンにアリ植物が展示されています。
アリノスダマ Hydnophytum formicarum アカネ科
アリノトリデ Myrmecodia tuberosa アカネ科
アリ植物とは、着生植物であり通常は高い木に着生するそうです。樹上なので地面からの栄養を摂取することが出来ません。そこでアリ植物は茎の基部を太らせ、中に迷路のような細長い空洞を作り、そこにアリを住まわせます。もちろんタダで住まわせるわけではありません。アリの運んできた餌くずや排泄物などから窒素やリンを吸収し養分とします。アリはそのお礼に大家である植物を守ります。アリとの共存共栄を図るため自身を進化させてきた植物がアリ植物なのです。
表面には内部とつながる入口もあります。知れば知るほど興味深いですね。アリ植物は熱帯アジアゾーンに展示されています。こんな所に!?と思われる場所にもありますので探してみてくださいね。