夏休みワークショップ「サボテンの謎を解き明かそう!」を開催しました!
(カテゴリ:植物) (投稿日:2019年08月03日)
夏休み宿題応援企画 第4弾「サボテンの謎を解き明かそう!」を開催しました。
1年生から6年生までの小学生が参加してくれました!
このワークショップでは、普段見たことのないサボテンの姿を観察して、「サボテンは木か?草か?」を考えてもらいました。
じつは、サボテンは木か草か?分類上の答えはわかっていません。
分類学者によっても意見がわかれるところです。
正解はないけれど、実際に観察して、「自分はどう思うか。なぜそう思うか。」自分の意見をまとめることが、このワークショップのねらいです。
最初にサボテンの解剖をしました。
トゲやカッターを扱いましたが、みんな器用にステーキを切るように解剖していましたね。
そして、「キュウリのにおいがする」「ジャガイモのにおいがする」「ネバネバする」など色々な感想を言っていました。
サボテンの中を観察したら、接ぎ木サボテンも観察します。
サボテンの解剖のあとに見たら、どうしてこんな姿で大きくなれるのか理解が深まったでしょうか。
次に、サボテンの発芽とミイラを、木や草と比較して観察しました。
種まき2週間後(キメンカク)
種まき1か月後(キメンカク)
みんなの予想した姿と合っていたでしょうか?
サボテンの小さな双葉は大きくなるとどうなるのか?など、色々な疑問が出てきましたね。
サボテンのミイラでは、中はどうなっているのか?重さはどうか?折れるか?色々な視点から観察してくれました。
柱サボテンの内側は、写真のように段ボールのような構造になっています。そして、中は空洞になっていました。
最後に、「サボテンは木か草か」みんなの考えをもう一度聞いてみます。
結果は・・・
午前中の回は「草」と思う人が多く、午後の回は全員が「木」と思うという結果になりました。
色々な意見があって面白いですね。
さて、みなさんはどう思われたでしょうか?
別の視点から植物館内のサボテンを見て考えると、また意見が変わるかもしれませんね。