バナナがフォトスポットに!?
(カテゴリ:植物) (投稿日:2019年07月14日)
現在、当館ロビーにはバナナが展示してあります。
このバナナは、フランバナナで、熱帯アジアゾーンにあった茶色いバナナです。
実が大きく膨らみ、今にも倒れてきそうでしたので切り倒しました。
バナナは、木ではなく草です。
木の幹のように見える部分は、仮茎(かけい)(偽茎)と呼ばれ、葉鞘(ようしょう)が幾重にも巻き付いたものです。本当の茎は、地下にあります。
花(花序)は、仮茎の先端から出て、下にぶらさがります。大きな花びらのように見える部分は苞と言われる葉で、蕾を守っています。その苞が1枚ずつめくれ、花が咲きます。
その花のひとつひとつに実が付き、よく見られるバナナの房に成長します。
現在展示中のフランバナナの実はまだまだ固く、いつも見ているバナナとは違っています。とても大きいです。
実は100個近く付いていて、花なども合わせると約60キロ以上はありそうです。そんなに重くなっては、支えるのも大変でしょうね。
まだ追熟が足りないようなので、今は食べられません。追熟し、完熟するととても甘くおいしいようです。
また、野菜として熱を加えて調理して食べるのもおいしいかも知れません。
普段、温室では触ることが出来ませんが、ロビーに展示中のものは触れますので、ぜひ近くで触って観察してみてください。
写真を撮るのもオススメです。オシャレな写真が撮れるかも・・・!
展示できる期間が限られますので、お早めにお越しいただくことをお勧めします。
普段間近では見られないフランバナナ、ぜひご覧になってください。
お待ちしています。