匂ってみてください
(カテゴリ:植物) (投稿日:2019年06月07日)
熱帯アジアゾーンに、香水の原料になる2種類の花が咲いています。
チャボイランイランとギンコウボクです。
チャボイランイランは、熱帯アジアゾーン入ってガジュマルを少し通り過ぎた右手に植栽されています。
イランイランの矮性変種(わいせいへんしゅ:小形なまま成熟する)なので、比較的低い位置にも花が咲いています。
花は最初はこんな形の緑色なのですが、花弁が開くというより伸びるような感じで咲き進んでいきます。
花弁の色も緑色からだんだん黄色に変わっていきます。
緑色のうちはほとんど匂いませんが、黄色になるにつれて香りも強まっていきます。
こんな風に黄色い花弁がくしゃっとなっているものは、よく香っていますよ。
鼻を近づけて匂ってみると...?!
個人的にはあまり好きな香りではありませんが、木のそばでふわっと香るくらいがちょうど良さそうです。
ちなみに、このチャボイランイランはマリリンモンローが愛用していたことで有名な香水のシャネル5番に使用されていますよ!!
そう思うと、素敵な香りに感じてくるので不思議です...
そして、もう一つの香りの花はギンコウボクです。
ギンコウボクは、熱帯アジアゾーンにあるオオゴンココヤシを少し通り過ぎた右手あたり、フトモモの実の反対側に咲いています。
花は小さく大きな葉に埋もれてあまり目立ちませんが、低い位置にも咲いていますのでそっと覗いてみてください。
チャボイランイランとは対照的で、花の香りは咲き始めが最も強く、花が開ききるとあまり香らなくなります。
フルーティーで上品な香りがしますよ。
咲き始めの花を探して、そっと匂ってみてくださいね。