オウゴンココヤシの中を見てみました!
(カテゴリ:植物) (投稿日:2019年05月31日)
当館熱帯アジアゾーンにはオウゴンココヤシがあります。
現在の様子です。
たくさん実が付いていますね。温室の中で実が付くことは珍しいそうですよ。
たくさんなっているので一つ解体してみることにしました!
最初はノコギリがすんなりと入っていきます。
中央に固い部分が出てきました。
硬い繊維質に覆われているようです。
このオウゴンココヤシの実は、なってからしばらく経ったものです。新鮮ではないので繊維も随分乾燥している様子です。
島崎藤村の詩でも知られているようにヤシの実は海流散布型の植物として有名ですが、この部分が浮き代わりとなり漂流しやすくなっているのでしょうね。
いよいよ中央部分が現れました。周りの繊維部分を剥がすのに一苦労でした!
真ん中の本体?部分はかなりずしりとした重みがあります。
電動ドリルで穴を開け、中のヤシの実ジュースをコップについでいきます。
ジュースの色は少し白濁がかっています。見た目は某スポーツドリンクの様です。味は...新鮮ではないためか、少し油っぽく甘みの無いスポーツドリンクの様でした。
ジュースを出しきったヤシの実をさらにノコギリで切ると...
真っ白な果肉部分が現れました。想像以上に肉厚です。こちらも古い実の為か果肉部分はカチカチでした。
現コンシェルジュのうち一人が中南米で食べたヤシの実は、ジュースも新鮮で香り良く中の果肉もプルプルしていて美味しかったようですよ!
オウゴンココヤシの実は植物館出口にしばらく展示しています。皆さん見に来てくださいね。