バラが見頃を迎えます。
(カテゴリ:植物) (投稿日:2019年05月10日)
バラの季節になりますね。
世界を旅する植物館の中庭・ヨーロッパゾーンでも、いろいろな品種が見頃を迎えています。
ペネロープ(系統:ハイブリッドムスク)
エリザボエル(系統:ハイブリッドパーペチュアル)
マダム ピエール オジェ(系統:ブルボン)
ところで、ミュージアムガーデン(ときわミュージアム隣接「彫刻の丘」奥)でも、日本の原種のノイバラとハマナスが咲いています。
これら日本の原種はヨーロッパでのバラの品種改良に利用され、重要な性質をもたらしました。
ノイバラ(房咲き性をもたらした)
ハマナス(耐寒性をもたらした)
植物館中庭・ヨーロッパゾーンにはヨーロッパで交配された品種が植栽されていますが、そのうちのフロリバンダ系の祖先を辿ると日本の原種のノイバラに辿り着きますよ。
アイスバーグ(系統:フロリバンダ)
また、ハイブリッド ルゴサ系の祖先を辿ると日本の原種のハマナスに辿り着きます。
コンラッド フェルディナンド マイヤー(系統:ハイブリッド ルゴサ) ミュージアム入口付近
今、こうして私たちがたくさんのバラの品種を愛でることができるのも、日本をはじめアジアの原種のお陰かもしれませんね。
また、ときわミュージアムイベントホールでは、下記の日程で宇部バラ同好会による2019春のばら展も開催されますので、ぜひ植物館にお越しくださいね。
5月18日(土)~19日(日)9時~17時(19日は16時まで)