パフィオぺディラム
(カテゴリ:植物) (投稿日:2019年03月15日)
現在、植物館内ではたくさんのパフィオぺディラムが開花しています。
パフィオぺディラムとは、袋状の花形がユニークなラン科の花です。先月、東京ドームで行われた「世界らん展2019」の日本大賞もパフィオぺディラムの交配種でしたが、多様な花色と花形で昔も今も人気があります。
今日は、植物館内で開花中のパフィオぺディラムをいくつかご紹介します。
まずは熱帯アジアゾーン、ヒスイカズラ下にある原種から。
Paphiopedilum delenatii
パフィオぺディラム デレナティイ
淡いピンクの美しい花を咲かせるこの原種のランは、パフィオぺディラムの中でも女王と言われることもあるようです。花はかすかに香ります。
Paphiopedilum malipoense
パフィオぺディラム マリポエンセ
もう少しで完全に花が開きそうです。
デレナティイもマリポエンセも、花被片が柔らかくてリップは丸く巻き込み風船のようですね。このユーモラスな姿の花が開くのが楽しみです。
そして、特別展示室の交配種のパフィオぺディラムです。
こちらの交配種は、原種とは質感がずいぶん違いますね。蝋細工のように光沢のある大きな花が印象的です。
みなさんは、どのパフィオペディルムがお好きですか?