ムサシアブミという花
(カテゴリ:植物) (投稿日:2018年04月12日)
思わず、
「なにこの花!?」
と叫びたくなるような花!!
私も初めて目にした時、個性的なこの風貌に衝撃をうけました!!
これが立派な花なのです!!
なんとも不気味な形、おどろおどろしい色。
この植物の名前は『ムサシアブミ(武蔵鐙)』
鐙(あぶみ)は、馬に乗る際に足をかける馬具のことで、花の姿がこの鐙に似ており、
鐙が平安時代、武蔵の国の特産だったことからこの名前がついたといわれています。
花のように見える紫色の部分は仏炎苞と呼ばれるもので、
肉穂花序 (多肉な花軸の周囲に柄のない花が多数密生するもの) を包む大きな苞です。
花びらのように見えますが、中央にあるのが本当の花で、
ムサシアブミの花は仏炎苞の奥にあるので、よく見えません。
仏炎苞のある植物で馴染みのあるものとして、ミズバショウがあります。
ときわミュージアム温室内にもこの仏炎苞がある植物がいくつかあります。
大きな葉が特徴的なモンステラや、これから見頃のスパティフィラム、
園芸店などでもよく見かけるアンスリウムも仏炎苞がある植物です。
どの植物もユニークな花形をしていますが、ムサシアブミには敵わないでしょう。
このムサシアブミは、ミュージアムガーデンやロックガーデンで見ることができます。
こちらはミュージアムガーデンのムサシアブミ。
こちらがロックガーデンのムサシアブミ。
横から見ると・・・
正面はこんな感じ!!
葉に隠れるようにして花を咲かせていますので、よーく見てみてくださいね!!
植物栽培スタッフ