お世話になりました
(カテゴリ:植物) (投稿日:2018年03月31日)
昨日の記事で書きましたが、本日で退職となります。6年間、大変お世話になりました。ブログの更新は、1,000回を軽く超えているでしょう。とても行政機関のブログとは思えないような自由奔放な記事を書かせていただきました。不謹慎との苦情があれば、即、方針変更する予定でしたが、苦情らしい苦情もなかったことから最後までのびのびと書かせていただきました。
退職すると聞いて、先日来たくさんのミュージアムファンから別れを惜しむ声をいただいています。私の着任時の目標の一つ「日本一子供達が集まる植物館を目指す」故でしょうか、子供達やそのご両親からの慰労の言葉が多いです。その中の一人、山口市の小学6年生が、色紙で作った手作りの花束をもって駆け付けてくれましたので写真でご紹介します。
最後にご紹介する植物は、リトープス。小さくてとっても地味な多肉植物。大半の方が見過ごされます。この植物が面白いのは、「擬態」と「脱皮」です。周囲の石ころなどに似た色合いになる(擬態)と言われていますので、見過ごすのも無理ないですね。そのリトープスの脱皮が始まっています。.脱皮すると中から同じようなものが出てきます。脱皮しながら少しずつ大きくなります。花は、石ころの様な体の割れ目から1輪だけ咲きます。これもかなり面白いです。
「擬態」に「脱皮」、とても植物とは思えないような生態です。是非、ご覧になって下さいね。 (D)
山口市の小学生6年生中村篤希さんから、手作りの花束をいただきました。ありがとうございました。
アフリカゾーンの多肉植物コーナー。中段左手にありますが、全然目立ちません。
すぐそばまで来ても目立ちません。さすが擬態です。
脱皮が始まったところ。
まもなく脱皮が終わります。