彩り
(カテゴリ:植物) (投稿日:2018年03月29日)
野や山が彩りに溢れ、小さな鳥のさえずりが新しい季節の訪れを教えてくれます。
鶯が春の歌を唄い始めると、、虫たちも活動を開始し、
この季節の訪れをじっと待っていた植物たちもいっせいに生長を始めます。
この彩り豊かな季節の始まりは、植物と関わる者にとって、一年で一番心ときめく時かもしれません。
幼い頃、誕生日プレゼントに200色の色鉛筆をねだって買ってもらいました。
一本一本の繊細な色の違いと、その色の名前に魅せられ、
絵を描くことよりも、じっと眺めて楽しんでいたことを覚えています。
色に溢れたこの世界で、私たちの認識できる色の種類は数百万種類ともいわれています。
そして、その色の名前には 『薄桜』や『鶯色』、『曙色』や『浅葱色』など
季節の移ろいの美しさや、自然の中から生まれた日本の伝統的なものも多くあります。
私たちが植物を見たとき、一番始めに情報として飛び込んでくるものもやはり『色』ではないでしょうか?
そして、形や香り、その佇まい。
それぞれ好みはあるかと思いますが、この植物の『色』に感動される方は多くいらっしゃるようです。
見ごろを迎えたヒスイカズラ(翡翠葛)
この幻想的な翡翠色は一見の価値ありです!!
ヒスイカズラ手前の岩山ではデンドロビウム ポリアンサムも見ごろを迎えています。
白いリップに薄いピンク色の花弁の可憐な花です。
彩りと共に、豊かな時間が流れる空間となるよう、今日も植物と向き合いたいと思います。
植物栽培スタッフ