ど根性桜
(カテゴリ:植物) (投稿日:2018年03月04日)
先日ご紹介したイトスギ以外に、強風が吹くと、とっても心配になる植物がもう一つ。
多分、私がミュージアムで一番気にかけている植物です。
それは、私が「ど根性桜」と呼んでいるミュージアムガーデンの八重桜です。幹が辺材(樹木の表皮に近い部分)だけで立っています。
3年前の7月16日のブログで初めてご紹介しました。
その記事の中で、当館の樹木医の見解を載せています。
「腐朽菌が入って心材(樹木の中心)部分が腐朽したもの。樹木は辺材の部分だけでも生きられますが、耐久性が問題で、台風には耐えられないかもしれません」
その後、心配した台風にも何とか耐え、今なお立っています。添付写真のとおり、春には花を咲かせます。
昨日、久しぶりに様子を見に行きました。根元の部分が欠け始めていました。
もしかしたら今年が最後かもしれません。一ヶ月位したら八重桜を見に来て下さいね。(D)
ミュージアムガーデンのど根性桜。辺材だけで立っています。
根元の部分が欠けてきました。心配ですね。
これは、昨年4月14日に撮影したもの。私一人で感激していました。
今年もこんな花を見ることができるでしょう。でも、今年が最後かもしれません。