無事だったか! イトスギ
(カテゴリ:植物) (投稿日:2018年03月02日)
2日間、まるで台風の様な風が吹き荒れました。まさに春の「嵐」ですね。
夜通し吹き荒れた日の朝、まず思うことは「イトスギは大丈夫か?」です。
昨日の朝、出勤するとすぐにイトスギを見に行きました。無事でした。こんなにのっぽなのに・・・。大したものです。
イトスギをご紹介することがあまりありませんので、この機会にご紹介しましょう。フィンセント・ファン・ゴッホの絵が好きな方はよくご存じでしょう。彼の作品に登場します。絵に描かれているのはかなり枝が張っていますので、本館のものとは違う品種かもしれませんが、彼の最後の作品「糸杉と星の見える道」のイトスギは細めなので同じ品種かもしれません。
キリストが磔刑にされた時の十字架がこの木で作られたという伝説があります。「そうかもしれない」と思ってしまうほど真っ直ぐに伸びています。若い頃、ヨーロッパ各地を旅していましたが、あちこちでこの木を見かけました。私の頭の中では、ヨーロッパの木と言えばイトスギ、あるいはオリーブです。
昨年の12月に、トランシット(測量の機械)で、この木の高さを正式に測りました。ジャスト13mでした。一昨年4月に植栽後、先端が約1m(目視)伸びています。1年で数10㎝伸びたことになります。プラントハンターの西畠清順氏によれば、「まだまだ2倍3倍と伸びます」とのことでした。独自で調査したところ、確かに40mをこえるようです。と言うことは、きっちり成長するまであと半世紀以上かかりそうなので、最後まで成長を見守れそうにありません。
立派に成長する前に倒れなければよいが・・・。(D)
倒れるか、折れるか、ヒヤヒヤです。